ホームページ運用業務って?効果や注意点を解説①~良いホームページについて~
ホームページで成果を出すためには、公開後の運用がなにより大切です。
しかし、ホームページの運用業務って一体なにをすればいいのかわからない、という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ホームページ運用で必要な作業、その効果や注意点もあわせて解説します。
1.良いホームページとは何を指しているのか
1-1.会社にとってのホームページの意義
まず会社にとってホームページの意義とは何かを考えてみましょう。
社内でホームページの意義が共有できていない、あるいは明確になっていなければ、運営方針を決めることができません。
逆に、ホームページの意義がしっかり認識できていると、どのようなユーザーに何を発信していくのかがわかり、それに向けた施策やコンテンツを作成できます。
ホームページの制作段階でもコンセプトやイメージを決めたはずです。
そのコンセプトやイメージに合わせて運営することこそ、ホームページの意義といえるでしょう。
1-2.運用=更新するだけは間違い
ホームページの運用は更新するだけ、と思っている方へ、例えば、女性向けアパレルブランドのホームページを運用する際、どちらのホームページに魅力を感じるでしょうか。
- 季節ごとのパーツ・アイテムをメインにしたおすすめのコーディネートを紹介する
- 定期的にサイト内のデザインを変更する
おそらく前者ですよね。
このようにホームページの運用は、ただ更新するだけでなくユーザーにとって有益となる情報かどうかも考慮する必要があります。
ホームページは運営者が発信したい内容や好みに任せて変更するのではなく、ユーザーを1番に考えた更新を心がけていきましょう。
2.ホームページを運用するメリット
2-1.集客力・販売力の強化
戦略的なホームページ運用は、結果として多くのユーザーが訪れるようになり、集客力や販売力の強化につながります。
Web上にコンテンツや情報を公開すれば、24時間いつでも宣伝できる広告として活用可能です。
また、自社商品・サービスに関する情報に興味を持ってくれるユーザーが多くなれば、自然と販売への誘導・成約率にもよい影響を与えるでしょう。
現代においては、オフラインのみで集客するよりも、オンラインも利用する方が集客・販売ともに効果は大きくなります。
2-2.新規顧客の開拓
ホームページ運用の継続は、顕在ニーズを持つユーザーだけでなく、潜在ニーズのユーザーも流入するので、新規顧客の開拓にも期待できます。
潜在ニーズだけでなく、さらに商品・サービス自体に興味がなかったユーザーにも届くようになれば、より幅広い顧客開拓ができるでしょう。
新規顧客の開拓ができれば、どのようなユーザー層にニーズがあるのかも再発見できます。
自社が想定していなかった顧客層からの支持が得られるなら、より市場規模の拡大に期待ができ、ビジネスチャンスを掴むこともできるでしょう。
2-3.顧客満足度の向上
自社商品・サービスを購入した顧客の満足度を向上させる上でも、ホームページの運用はメリットです。
例えば、新商品をどこよりも早く購入したいと考えている根強い顧客なら、ホームページから情報を得たいと考えます。
その際に、公式サイトが定期的に情報を更新していると安心を覚え、商品・サービスだけでなく、自社に愛着を抱いて応援してくれるようになるでしょう。
また、商品・サービスについて有益な知識・使い方などのコンテンツを発信していれば、よりユーザーの生活の質が上がるので満足度は向上するはずです。
このように、ホームページの運用の仕方によって、顧客満足度を向上させることができます。
2-4.企業やメディアとして信頼が得られる
定期的に情報が更新されているのが伝われば、企業やメディアとして信頼が得られる点もホームページ運用のメリットです。
もし、商品・サービスについて不明点を公式サイトから解決しようとした際、更新が3年前で途絶えていたらどのような印象を受けるでしょう。
おそらく、訪れたユーザーは企業・メディアとして大丈夫なのか、掲載している情報を信頼できるのか心配になるはずです。
逆に、常に情報が更新され続けていれば、今も活発的に事業に取り組んでいる印象を与えることができるでしょう。
3.ホームページを運用するためにはどんな作業が必要?
3-1.コンテンツ(ホームページの文章や画像などの内容)の更新作業
ホームページの運用はコンテンツ更新業務がメインになります。
コンテンツの例としては、
- 新商品・サービスの追加
- セールやキャンペーン情報の設置
- コラムの追加・リライト
- デザインの変更
- 実績・事例の追加
- Q&Aやよくある質問の追加・変更
- 役員・会社所在地の変更
などがあります。
ホームページに訪れるユーザーに優先して発信したい項目は、情報をタイムラインで載せておける新着情報欄を設けるといいでしょう。
3-2.問い合わせへの対応を行う
ホームページに問い合わせフォームを設置していると、商品・サービスに関する質問だけでなく、クレームや取材申込、採用申込などさまざまな内容が届きます。
ホームページ運用担当の方は、上記を自分自身あるいは適切な部署へ確認する業務が必要です。
自分自身で回答できる分には問題ありませんが、部署へ確認をする際は手間や時間がかかり、業務の負担になります。
そのため、問い合わせの多い内容は、あらかじめマニュアルを作成しておきましょう。
マニュアルを作成しておけば、部署へ確認する手間が省け、なおかつユーザーを待たせる時間も少なくなり、クレームへと発展するのを防げます。
また、運用業務を引き継ぐ際にも問い合わせ対応に関するマニュアルは役立つはずです。
3-3.社内からの依頼内容を管理する
社内からもホームページに対して改善や要望などの依頼があるため、管理・報告をしなくてはいけません。
例えば、代表者の変更や住所変更など、ホームページで情報公開すべき期日が決まっている情報は、それまでにホームページの変更作業を完了させて準備を済ませておく必要があります。
またお問い合わせフォームの宛先メールアドレスの変更や項目の変更などは、ユーザーに関わる部分なので見落としのないよう迅速に対応しなければなりません。
ホームページを運用するにあたりこういった複数の対応が同時に発生した場合は、管理・報告をする際に重要度・優先度をもとに振り分けていくといいでしょう。
お問い合わせフォームの宛先変更は、ユーザーからの問い合わせ対応を見落としてしまう可能性があるので重要度・優先度ともに高く、早急に報告を行う、といった流れです。
3-4.ドメイン、サーバーの契約状況の管理
ホームページを公開するには、ドメインとサーバーが必要です。
通常、ドメインとサーバーの契約は、契約更新をしなければなりません。
この契約更新作業を忘れると、ホームページの公開ができなくなります。
そのため、ご自身でドメイン・サーバーを契約されているホームページの運用担当者は、
- どの会社のドメイン・サーバーを契約しているか
- ドメイン・サーバーの更新タイミング
- 更新期間
上記を管理しておく必要があります。
ここまで、運用についての概要やメリット、必要な作業などを詳しく解説してまいりました。
概要がお分かりいただけたところで、次の記事では
- アクセス数・問い合わせを増やすための運用のヒント
- ホームページ運用で重要なポイント
について解説いたしますので、ぜひ引き続きご覧ください。
次記事:ホームページ運用業務って?効果や注意点を解説②~運用のヒントとポイント~