ウェブで求める人材を獲得③~求人獲得に強いホームページとは
前記事では様々な採用手法のアイデアのほか、中小企業に向いている採用手法をご紹介しました。
また、求職者への実際のアンケート結果をもとに、企業のホームページの重要性、更新の重要性についても解説してまいりました。
前記事:ウェブで求める人材を獲得②~多様化する採用方法とホームページ
今回は、では具体的にはどのようなホームページが求人獲得に強いのか?考えていきたいと思います。
1.求人獲得に強いホームページとは
ホームページで求人獲得を行うには、求職者に向けて豊富な情報を提供することはもちろんですが、その情報を広く発信していく必要があります。
そんな時に活用できるのが、当システムの「求人サイト自動連携機能」です。
1-1.自社ホームページ×求人サイト
自社ホームページや採用ホームページは、自身で自由に情報掲載が可能なため、充実した求職者向け情報を提供できます。
ですが、それを時流にあったIndeedのような求人サイトに出稿することでさらに露出機会をアップ、導線を増やして求職者を集めることが可能です。
1-2.当システムの『求人サイト自動連携機能』とは?
当システムのホームページは、求人情報専用ページを作成することで求人情報を自動で各求人サイトに掲載、応募者獲得を後押しします。
求人サイトに出稿することにより求職者に閲覧される機会を飛躍的に増やし、応募獲得を後押しするのです。
(※各求人サイトの掲載基準に準じ、必ずしも掲載を保証するものではありません。)
ホームページを作成するだけでなく、求人情報専用ページをぜひ活用しましょう!
1-3.求人サイト連携機能のメリット
求人サイト連携機能を利用するメリットは、主に以下の3つです。
- 応募窓口を4倍に
- 別々の検索経路から求職者にアプローチ
- 募集情報の管理が簡単
それぞれ詳しくみていきましょう。
メリット①応募窓口を4倍に
ホームページに求人情報専用ページで募集要項を掲載するだけで、
①自社ホームページ
②Indeed
③Googleしごと検索
④Simply Hired
に募集情報を掲載できるため、求職者に知ってもらえる機会・窓口が増えます。
メリット②別々の検索経路から求職者にアプローチ
求人情報は検索サイトで「業種+地域+求人/採用」などのキーワードでよく検索されます。
この場合は求人サイトのような採用媒体が上位に表示される傾向が強く、求職者は各媒体ページの中から貴社に出会えます。
一方で、求職者が貴社名を知っている場合や、自社ホームページが上位表示されるキーワードを持っている場合は、検索結果から自社ホームページに直接アクセスした求職者を獲得できます。
このように、別々の検索経路から求職者にアプローチすることが可能なのです。
メリット③募集情報の管理が簡単
通常、複数媒体の求人情報を修正する場合は、各媒体にログインし、それぞれ情報を書き換える作業が必要です。
当ホームページシステムの求人情報専用ページをご利用の場合は、ホームページの掲載情報のみを修正いただければ、Indeed・Googleしごと検索・Simply Hiredに情報が自動反映されます。
(※数時間~数日 反映に時間を要する場合があります。)
1-4.求人サイト連携機能の仕組み
当システムで作成したホームページは、求人情報専用ページからの応募はもちろん、Indeedからの応募も、ダッシュボード画面に集約されて表示されます。
ホームページ経由・求人サイト経由、両方の応募者を一括管理が可能です。
2.応募を増やすための採用情報ページの作り方
では、これまでご紹介してきた求人情報専用ページを活用して、採用情報ページを作ってみましょう。
操作方法の基本については、下記のサポートサイトにて動画でもご確認いただけます。
参照:サポートサイト|コンテンツ編集 – 採用情報ページ編集
応募数を増やすには、まず多くの求職者に採用情報を見てもらう必要があります。
ここでは求人サイトや検索エンジンで表示されやすく、かつ求職者の目に留まりやすい書き方のポイントを4つご紹介します。
- 職種・勤務地・雇用形態ごとにページを分ける
- 「職種」は簡潔に記入
- 各項目はできる限り詳しく記入
- 検索されそうなキーワードを含める
ポイント①職種・勤務地・雇用形態ごとにページを分ける
「Indeed」「Googleしごと検索」への情報掲載は、「募集要項1種類につき1ページ」のルールがあります。
条件や職種の異なる募集は、各1ページ作成しましょう。
(例)
- 事務職で正社員とアルバイトを同時募集したい場合
= それぞれ正社員募集とアルバイト募集で1ページずつ作成 - 勤務地が東京と大阪で同時募集したい場合
= それぞれ勤務地が東京の募集と大阪の募集で1ページずつ作成 - フロア担当と調理場担当を同時募集したい場合
= それぞれフロア担当募集と調理場担当募集で1ページずつ作成
ポイント②「職種」は簡潔に記入
ページ内の募集要項「職種」は、一般的な職種名以外のことば(「経験者優遇」「急募!」「お気軽に問合せください」など)を入力すると、「Indeed」「Googleしごと検索」の掲載基準違反となり、掲載されなくなる可能性があります。
「営業職」「介護職員」「電気工事士」など、簡潔に、一般的な職種名のみを入力しましょう。
(例)
「※急募:都内で働きたい方!営業職大募集:普通自動車運転免許があれば尚可!」
⇒この場合は「営業職」と記入
ポイント③各項目はできる限り詳しく記入
募集要項の文字数が多い=情報量が多いほど応募が集まりやすい傾向にあります。
まずは、フォーマットにある項目を1つ1つ丁寧に、詳しく記載しましょう。
たくさんの情報が記入されていることで、求職者により興味を持ってもらい、応募意欲を高められます。
ポイント④検索されそうなキーワードを含める
求職者はIndeedやGoogle しごと検索で自分に合った企業を探すために、キーワードを打ち込んで求人情報を検索します。
検索結果に表示されるためには、求職者の検索キーワードと求人情報の内容がどのくらいマッチしているかが重要になってきます。
実際にご自身でIndeedに検索キーワードを入力してみて、自動で表示される候補キーワードなどを参考に、ターゲットとなる求職者が検索しそうな語句を含めましょう。
2-2.自社の求人情報をチェックしてみましょう
さらに、作成した自社の求人情報が最適化されているかどうか、下記の項目を使ってチェックしてみましょう!
交通アクセス | 都市部なら最寄り駅・路線名を記載する。 車・バイク・自転車通勤がOKなら記載する。 |
勤務時間 | 勤務時間を記載する。 |
福利厚生 | 例の中で当てはまるものがあれば記載する。検索に引っかかりやすくなるとともに、スマホで検索した際にタグ*が表示される可能性がある。(*Indeedが内容を読み取って自動で表示させるため必ず表示されるとは限らない) ・社会保険完備 ・交通費支給 ・賞与あり ・昇給あり ・制服貸与 ・住宅手当 ・扶養手当 ・退職金制度 ・産休・育休制度 |
仕事内容 | 箇条書きでも良いので実際に行う業務を具体的に記載する。(どこで、誰と、何を、どのように進めるか) |
休日 | 休日を記載する。検索数の多い「土日祝日休み」「土日休み」「週休2日」という文言を含めるのがオススメ。 |
明確な応募条件(求める人材) | 必要な資格・経験、学歴の明記。 特に問わない場合も「資格・経験・学歴不問」「未経験歓迎」などと書いておくと、検索に引っかかりやすくなる。 |
同地域・同職種の他社給与条件との比較 | Indeedで給与の相場をチェック。 正社員であれば、「月給」「年収」の平均とそれぞれ比較し、より優位な方を給与情報に記載する。 |
明確な選考方法 | 応募方法・選考方法を記載する。(書類選考の有無、面接回数など) 電話番号を記載し、電話でも応募・問合せをできるようにしておくのもオススメ。 |
スマートフォンでの見え方 | スマートフォン幅に合わせて、長い文章は短く分けて表示したり、箇条書きを使って情報を整理したりする。 |
応募フォームの項目 | 応募時に絶対必要な項目だけ残し、不要な項目があれば削除。 特に「履歴書添付」がない場合はある場合の2倍の応募を獲得(当社調べ) |
2-3.要注意!採用情報ページに書いてはいけない表現
求人を開始するにあたり、注意したいのが求人情報に書いてはいけない表現があることです。
特に、求人サイトや検索エンジンでは、掲載基準や法令に反する求人は掲載されません。
よくあるNG例を4つご紹介しますので、採用情報に記載しないよう注意しましょう。
また、求人サイトに掲載されない場合、これらの内容に触れていないか見直してみましょう。
応募者の年齢を限定する | 求人は、年齢不問であることが原則です。 年齢を限定する場合は、「長期勤続によるキャリア形成のため」等、法律で認められている理由を記載する必要があります。 (NG例)「20代歓迎」「応募資格は40歳まで」 |
応募者の性別を限定する、もしくは限定していると受け取られる表現 | 性別を限定して募集することは原則できません。 性別を区別する表現や、いずれかを優遇する表現も性差別と受け取られます。 (NG例)「主婦歓迎」「保母」「男性限定」「ウエイトレス募集」 |
特定の人を差別・優遇する | 人種や民族、宗教、居住地、性格、業務上では関係のない身体的特徴や障害など、特定の属性を差別・優遇するような採用は禁止されています。 (NG例)「日本国籍の方」「外国人歓迎」「●県にお住まいの方」「体力がある方」 |
最低賃金を満たさない給与 | 最低賃金を満たさない求人は掲載されません。厚生労働省が発表している地域別の最低賃金を必ず確認しましょう。 (参考)厚生労働省「地域別最低賃金の全国一覧」 |
3.事例のご紹介
ホームページ×Indeedで採用に成功した事例として、実際にIndeedとホームページを活用し転職活動を行い入社されたS様へのインタビューをご紹介します。
自社の採用活動に利用できるヒントがあるかもしれません。
3-1.ホームページ×Indeedで入社!転職者S様インタビュー
―― なぜIndeedを利用して求職活動をしたのか?
転職エージェントも利用しましたが、自分の求めていた条件で検索した時に一番求人票が多かったのがIndeedでした。
Indeedは求めるキーワードと合致する求人票からさらに詳細検索が可能なため、勤務時間などの具体的な希望条件が合う企業を探すのに最適でした。
―― 応募した決め手は何か?
希望する条件であったところと、さらに採用サイトやコーポレートサイトも閲覧し、企業の情報を収集しました。
その中でもワークライフバランスを重要視する理念、前職からのスキルを活かせると思い、応募しました。
複数の企業に同時並行で応募していましたが、最終的に採用担当者のレスポンスが一番早かった企業を選びました。
―― 応募前に採用サイトのどんなところを見たのか?
流入の入口であったIndeedは画像情報が少なく文章が主になるので、採用サイトでは入社後の自分の仕事のイメージや会社の取扱い商材、実績などを確認しました。
また、面接時の第一印象ではわからない、一緒に働く人の雰囲気、普段の表情が見たいと思っていたので、社員の座談会やインタビューは参考になりました。
4.まとめ
求人獲得に強いホームページを作るために、当社のシステムを活用したホームページの作成方法や、具体的な掲載内容について解説してまいりました。
求人サイト自動連携機能を使った自社ホームページと求人サイトの連携で求人情報を拡散し、露出機会をアップさせることが可能です。
また、応募を増やすための採用情報ページには4つのポイントがあり、注意事項をおさえることが大切です。
効果的な求人情報になっているか、自社のページをチェックしてみましょう。
次の記事ではさらに、「採用時に役立つアプローチ」として、ホームページ以外の採用に役立てられる情報をご紹介します。
ぜひ採用活動にお役立てください。
次記事:ウェブで求める人材を獲得④~採用時に役立つアプローチ