成果アップの秘訣!初心者でもできる結果を出せるホームページの作り方②~デザインと施策のポイント
前回の記事では、成果を上げるホームページを作るための基本的な考え方として、成果の出るホームページと出ないホームページの特徴について解説しました。
前記事:成果アップの秘訣!初心者でもできる結果を出せるホームページの作り方①~成果の出るホームページの特徴
今回は、「デザイン」「施策」「キャッチコピー」に焦点を当て、より具体的に成果を出すためのポイントを解説します。
初心者の方でも今日から実践できるヒントをまとめましたので、ぜひ参考になさってください。

1.成果を出せるホームページのデザインのポイント

ホームページのデザインは、見た目を整えるだけが目的ではありません。
訪れた人に「信頼感」や「わかりやすさ」を伝え、行動(問い合わせ・購入など)につなげることが大切です。
ここでは、初心者でも意識するだけで成果が上がりやすくなる、成果を出せる下記の4つのデザインの基本ポイントを紹介します。
- ファーストビューに力をいれる
- Zの法則・Fの法則を取り入れたレイアウトにする
- 自社オリジナルの写真・画像を使う
- スマホ対応のデザインにする
1-1.ファーストビューに力をいれる
ユーザーがホームページを見るかどうか決める最も重要な部分がファーストビューです。
実際、ホームページを読み進めるかは3秒で決める、という3秒の法則が知られています。
そのため、ユーザーが目を留めやすいような工夫をファーストビューに取り入れましょう。
具体的には
- インパクトのある画像やアニメーション
- 魅力的なキャッチコピー
- ユーザーの悩みや共感できる文言
を配置するのがおすすめです。
ユーザーに「このホームページをもう少し見てみたい」と思わせるファーストビューにしていきましょう。
参考:ファーストビューって何?デザインのポイントや事例も解説
1-2.Zの法則・Fの法則を取り入れたレイアウトにする
ユーザーの視線の動きには、Zの法則・Fの法則の2つの法則があります。
左上・右上・左下・右下の順番で視線が移る法則がZの法則です。
つまり、ホームページの中でユーザーの心を動かすコンテンツは左上に配置するべきだといえます。
一方、左から右へと水平に移動し、読み終えたら少し下にいき、また左から右へと水平移動する視線の動きがFの法則です。
まとめると、重要なコンテンツは左上、なおかつ上部に配置するのが最適といえます。
また、CTA(コールトゥアクション/問い合わせフォームや購入などのボタン)は視線の終わりに配置すべきなので、右下あるいは右側に設置しましょう。

1-3.自社オリジナルの写真・画像を使う
フリー素材ばかりで作られたホームページより、オリジナル画像の多いホームページの方が魅力的で且つユーザーに信頼感や安心感を与えることができます。
そのため、できるだけ自社オリジナルの写真・画像を用意しておき、ホームページ内に取り入れましょう。
特に商品・サービスについては、別角度や実際に使用した写真が何枚かあると、ユーザーがイメージしやすくなります。
1-4.スマホ対応のデザインにする
現在、インターネットを利用するユーザーの6割以上がスマホなので、ホームページをスマホ対応デザインにするのは必須です。
実際に、Googleなどの検索エンジンもパソコン対応デザインとスマホ対応デザインなら、後者を評価対象にしています。
スマホ対応ホームページを作成するなら、自動でスマホにも対応する「レスポンシブデザイン」という制作方法がおすすめです。

当システムで作ったホームページは、全てスマホ対応のレスポンシブデザインです。
特別な設定をしなくても、自動でスマホやタブレットに最適な形で表示されるので安心してご利用いただけます。
2.成果を出せるホームページの施策のポイント

成果の出るホームページにするには、集客や成約につながる施策も行っていく必要があります。
では、ここからは具体的な施策のポイントをご紹介するので、ぜひ自社ホームページに取り入れてみてください。
2-1.SEO対策を行う~訪問者数アップ
訪問者数をアップさせるには、SEO対策をするのが長期的に見ると効果的です。
SEOはSearch Engine Optimizationの略称で、検索エンジンでホームページを上位表示させる施策と考えてください。
例えば、ホームページを上位表示させたい悩みを持ったユーザーが「ホームページ 上位表示」と検索するとします。
「ホームページ 上位表示」というキーワードで調べるユーザーの悩みを解決する記事・コンテンツを追加するのが、SEOの施策です。
SEOのデメリットは即効性がない点ですが、うまくいけば長期的に効果が続くため、現在のWebマーケティングでは必ず取り入れられます。
具体的なSEO対策については以下の記事をぜひ参考にしてください。
2-2.広告運用をする~即効性のあるマーケティング戦略
即効性のあるマーケティング戦略の1つが広告運用です。
Web広告には
- リスティング広告(PPC広告)
- アフィリエイト広告
- ディスプレイ広告
- リターゲティング広告
- アドネットワーク広告
などさまざまあります。
どれが効果的なのかは、提供する商品・サービスによって変わるので、自社に最適な広告を見つけなくてはいけません。
ただし、ニーズのあるキーワードがわかっている場合は、リスティング広告が最適です。
リスティング広告は、ユーザーの検索ワードに連動して表示される広告で、検索結果の上部・下部に表示されます。
予算が確保できている場合は、SEO対策と並行して広告運用するのもいいでしょう。
2-3.CTAを見直す~行動を起こすきっかけの見直し
CTAは成約につながる大事なコンテンツです。
CTAとは「Call To Action(コール トゥ アクション)」の略で、日本語では「行動喚起」と訳されます。
ホームページの訪問者に具体的な起こさせること、もしくは、具体的な行動を起こさせるための画像やテキスト部分のことをいいます。
よく失敗しがちなケースとして、以下の3つがあります。

- イメージカラーと同じ問い合わせフォーム・購入ボタンにする(周囲に馴染んでしまってどれがCTAボタンかわからない)
- CTAボタンが小さくて見つけにくい(押せない、クリックできない)
- ユーザーの導線上にCTAが配置されていない(見逃されてしまう)
CTAは、とにかく目立つような色と大きさにすべきです。
実際に、CTAボタンの色・大きさを変えるだけで成約率が上がった例もあります。
さらに、先ほどのZの法則・Fの法則に基づいて、CTAは右下や右側に配置しましょう。
LP(ランディングページ )のような1ページ完結型のホームページの場合は、
- ファーストビューの直下
- 商品・サービス説明の下
- 料金表の下
など、ユーザーが行動を起こすきっかけになりやすい部分に設置するのがおすすめです。
2-4.お客様の声・実績を取り入れる~信頼感アップ
商品・サービスを信頼してもらうために、お客様の声や実績を取り入れる施策があります。
人は物事を決める際に、第三者の意見を参考にするケースが多いです。
また、商品・サービスがどのくらい導入・購入されたのか、賞を取った実績もあれば、より信頼性は増すでしょう。
そのため、お客様の声や実績をホームページ内に設置するのも検討すべきです。

- お客様の声はより具体的な意見を掲載する
- 実績は具体的な数字や賞を掲載する
以上を意識してみてください。
2-5.A/Bテストと継続的な改善
ホームページは、1箇所を変更するだけで成約率や離脱率が大きく変わることもあります。
例えば、ホームページAではCTAボタンの色を赤に、ホームページBでは青にするだけでも、違いは見受けられるでしょう。
ここで注意したいのが、A/Bテストを実施する際は1箇所のみ変更を行う点です。
複数箇所変更を行うと、どの変更に効果があったのかがわからなくなってしまうので、精度が低い検証になります。
そのため、A/Bテストを行う際は1箇所ずつ検証を行い、継続的な改善を目指していきましょう。
3.成果を出せるホームページのキャッチコピーのポイント

最後に、成果の出るホームページのキャッチコピーについてです。
キャッチコピーはあまり多すぎても読み飛ばされてしまうため、長いものは好まれず文字数が限られてきます。
そのため、どれだけ伝える内容を端的にできるか、より後続の詳しい詳細を読んでもらえるように期待感を持ってもらえるか、が勝負になります。
では、それぞれのポイントについて見ていきましょう。
参考:売れるキャッチコピーの作り方は?実際の手順とテクニックを詳しく解説!
3-1.「いますぐ解決したい人」をターゲットにする
キャッチコピーは自社商品・サービスを必要としている人、つまり「今すぐ悩みを解決したい人」をターゲットにします。
なぜなら、キャッチコピーには詰め込める情報が限られている分、ターゲットを広くすると響きにくい文章になるからです。
例えば、ダイエットで痩せたい女性を考えてみましょう。
- A. 痩せたい女性に最適なダイエット法はこちら
- B. 夏までにお腹痩せしたい女性に最適なダイエット法はこちら
Bの方が該当するユーザーは少ないものの、「私の探しているのはまさにコレだ」となりやすいです。
上記のように、いますぐ解決したい人にターゲットを絞り、キャッチコピーを考えましょう。
3-2.具体的な数字を使ってインパクトを与える
具体的な数字な数字を使ってインパクトを与える方法もあります。
先ほどのダイエットで痩せたい女性を例にすると
- A. 夏までにお腹痩せしたい女性に最適なダイエット法はこちら
- B. 夏までにウエスト-10cm!お腹痩せしたい女性に最適なダイエット方法はこちらいかがでしょうか。
数字を使うことで具体性が増し、より響きやすいフレーズになったはずです。

このように、数字は具体的なイメージを持たせて興味を持たせます。
使用する数字については、
- 導入・購入数
- 利用者の満足度
- ショッピングモールのランキング(◯◯部門で◯位など)
と、さまざまです。
自社の商品・サービスがどのような数字を持っているのかを分析し、キャッチコピーに活かしてください。
3-3.伝えたいことは1つに絞る
商品・サービスについて分析すればするほど、伝えたいことは増えていきます。
しかし、キャッチコピーは短く端的にすべきなので、自ずと伝えられる量も少ないです。
そもそもキャッチコピーは、ユーザーに興味を持ってもらうきっかけに過ぎません。
そのため、ターゲットを絞るのと同様に、キャッチコピーの伝えたいことも1つ、多くても2つに絞りましょう。
4.まとめ
今回は、成果の出るホームページの制作方法や具体的なポイントについて解説しました。
ホームページで成果を出すには、訪問者数・成約数・単価を上げるのが最適です。
今回紹介したデザインや施策、キャッチコピーのポイントを使えば、上記3つの改善ができるはずです。
ぜひ、本記事を参考にして、成果の出るホームページを作っていきましょう。
