ホームページURLとは何かを基礎から解説②~SEOとの関係性と決め方の注意点
前回の記事ではホームページのURLについて、URLとは何なのか?その基礎知識や自分のホームページのURLを確認する方法について解説しました。
前記事:ホームページURLとは何かを基礎から解説①~基本と確認方法 – ホームページ活用講座
URLの基礎がわかったところで、では自分のホームページにはどういったURLが適しているのか、そのポイントを見ていきましょう。

1.ホームページURLとSEOの関係

ホームページのURLは、SEO(検索エンジン最適化)にも一定の影響を与える要素です。
SEOとは、Googleなどの検索エンジンの結果画面で、自分のホームページをより上位に表示させるための対策全般を指します。
ここでは、URLと検索順位のつながり、内部リンクとの関係、そしてURLを変更する場合に押さえておきたいSEO対策について解説します。
参考:SEOとは?初心者にもわかるSEOの意味・仕組み・基本的な対策を解説
1-1.URLが検索順位に与える影響
ホームページのURLの文字列は、検索順位を左右する要素の一つとされています。
ただし、URLだけで大きく順位が変動することはなく、あくまで数ある評価基準の中の一部分にすぎません。
Googleの検索セントラル(Google 検索における URL 構造のベスト プラクティス)では、URLはできるだけシンプルで、単語をわかりやすく区切った構造にすることが推奨されています。

特に注意したいのがホームページURLの変更です。
URLを変更すると、検索エンジンのクローラーからは別のページとして認識されてしまうため、それまで積み上げてきた評価がリセットされ、検索順位に大きな影響を及ぼすことがあります。
Googleは、URLの文字列からページの内容を推測しています。
たとえば「https://example.com/piano-lesson」というURLであれば、ピアノのレッスンに関するページだと判断しやすくなります。
そのため、ホームページの内容を表すキーワードをURLに含めることが望ましいとされています。
| URLの例 | 評価 |
|---|---|
| https://example.com/page1 | 内容が推測しにくく、あまり好ましくない |
| https://example.com/beginner-guide | ページの内容が伝わりやすく、望ましい |
また、URLは長すぎず短くシンプルな文字列にまとめることも重要なポイントです。
長すぎるURLは、検索エンジンだけでなく訪問者にとってもわかりにくく、共有や入力の際に不便を感じさせてしまいます。
ただし、URLを工夫するだけで検索順位が上がるわけではありません。
最も重視されるのはコンテンツ(記事や情報の中身)の質であり、URLはあくまで補助的な役割を担う要素として捉えておきましょう。
1-2.内部リンクとURLの関係
内部リンクとは、自分のホームページ内にあるページ同士をつなぐリンクのことです。
このリンク先として指定されるのがURLであり、内部リンクの設計もSEOに関わってきます。
内部リンクを適切に設置することで、検索エンジンがホームページ全体の構造を把握しやすくなります。
関連性の高いページ同士をリンクでつなぐことで、サイト内のどのページがどのような役割を持つのかが伝わりやすくなり、評価の向上にもつながるのです。

また、内部リンクは訪問者がホームページ内を回遊しやすくなるという効果もあります。
ユーザーが複数のページを閲覧し、滞在時間が長くなることで、検索エンジンから「価値のあるホームページ」として評価されやすくなる傾向があります。
内部リンクを設置する際は、リンクの文字(アンカーテキスト)にも工夫が必要です。
「こちら」といった曖昧な表現ではなく、「ホームページURLの決め方」のように、リンク先の内容が一目でわかる文字列にすることで、訪問者にも検索エンジンにも親切な設計になります。
参考:今さら聞けない「リンク」って何?URLとの違いやSEOとの関係まで解説
1-3.URLを変更する際のSEO対策
一度公開したホームページのURLを変更すると、SEOに悪影響が出ることがあります。
これは、それまで検索エンジンが蓄積していたそのURLに対する評価が、リセットされてしまうためです。
やむを得ずURLを変更する場合は、リダイレクトという設定を必ず行いましょう。
リダイレクトとは、古いURLにアクセスしたユーザーを、自動的に新しいURLへ転送する仕組みです。
中でも「301リダイレクト」(恒久的な転送であることを示す設定)を行うことで、古いURLに蓄積されていた検索エンジンからの評価を、新しいURLに引き継ぐことができます。
これにより、URL変更にともなう検索順位の下落を最小限に抑えられます。

とはいえ、リダイレクトを設定しても評価がすべて完全に引き継がれるとは限らず、一時的に順位が変動するケースもあります。
そのため、ホームページURLの変更はできる限り避け、公開前の段階でしっかりと設計しておくことが望ましいといえるでしょう。
2.ホームページURLを決める際のポイント

ホームページを開設するときには、URLをどのような文字列にするかをあらかじめ考えておく必要があります。
一度公開したURLは後から変更するのが難しく、変更する場合には手間やSEOへの影響も生じるため、最初の段階でしっかりとルールを決めておくことが大切です。
ここでは、ホームページURLを決める際に押さえておきたい3つのポイントについて解説します。
2-1.サイト内容が伝わる文字列にする
URLのドメイン部分には、半角英数字とハイフン(-)を組み合わせて、3文字以上63文字以下の範囲で好きな文字列を設定できます。
この自由度を活かして、ホームページの内容が伝わる文字列にしておくと、訪問者にとってどのようなサイトなのかが一目でわかりやすくなります。
例えば、チーズケーキ専門店のホームページであれば「cheesecake-shop.com」、整骨院のホームページであれば「tanaka-seikotsuin.tokyo」のように、業種やサービス名、店舗名を組み合わせることで、URLを見ただけでサイトの内容が推測できるようになります。
現在では、ドメイン名の文字列そのものが検索順位に直接影響することはないとされていますが、ユーザーにとってわかりやすい文字列にすることは信頼感の獲得やブランディングの面で重要です。
取り扱う内容と無関係なキーワードを含めてしまうと、ユーザーに誤解を与える可能性があるため注意しましょう。
2-2.短くシンプルな文字列にする
ホームページURLは、できる限り短くシンプルな文字列にすることもポイントの一つです。
ドメイン名は最大63文字まで設定できますが、長すぎる文字列は覚えにくく、入力ミスの原因にもなってしまいます。
目安としては20文字以内、長くても30文字程度に収めるとよいでしょう。

また、英数字が不規則に混在するような複雑な文字列も避けたほうが無難です。
単語を区切る際にはハイフン(-)を使用し、アンダースコア(_)などの記号は使わないのが基本です。
声に出して伝えたときに聞き取りやすく、綴りを間違えにくい文字列にしておくことで、口頭での案内や名刺などへの記載もしやすくなります。
2-3.信頼されやすいドメインを選ぶ
ホームページURLを構成するドメインには、末尾に付く「トップレベルドメイン」と呼ばれる部分があり、その種類によってユーザーが受ける印象が変わります。
人気が高く広く認知されているトップレベルドメインほど、ユーザーからの信頼を得やすい傾向があります。
一方で、なかにはスパムサイトやフィッシングサイトなどに悪用されやすく、安全性が不明確なサイトの割合が高いトップレベルドメインも存在します。
Blue Coat Systemsの調査では、以下のトップレベルドメインで要注意サイトの割合が高いことが報告されています。
| トップレベルドメイン名 | 要注意サイトの割合 |
|---|---|
| .zip | 100.00% |
| .review | 100.00% |
| .country | 99.97% |
| .kim | 99.74% |
| .cricket | 99.57% |
| .science | 99.35% |
| .work | 98.20% |
| .party | 98.07% |
| .gq (赤道ギニア) | 97.68% |
| .link | 96.98% |
このようなトップレベルドメインの使用はなるべく避けたほうが、ユーザーからの警戒を招きにくくなります。
より信頼性を重視するのであれば、日本国内で活動する組織であることを示す「.jp」や「.co.jp」を選ぶのがおすすめです。
(※ご契約のサービスにより取得できるドメインの種類が異なります)
また、世界的に普及している「.com」や「.net」も、ユーザーに違和感を与えにくいトップレベルドメインといえます。
3.ホームページURLを決める際の注意点

ホームページのURLは一度公開すると後から変更するのが容易ではないため、決定する前に押さえておくべき注意点があります。
ここでは、独自ドメインの必要性や費用面、綴り間違い、商標権といった観点から、URLを決める際に確認しておきたいポイントを解説します。
3-1.独自ドメインを取得する必要性
ビジネス利用や集客を目的としてホームページを運営するのであれば、独自ドメインを取得して使用することを強くおすすめします。
ホームページ作成サービスの契約内容によっては、サービス名が入った「共有ドメイン」しか利用できない場合があります。
共有ドメインは、同じドメインを利用している他のホームページの評価に影響を受けてしまう可能性があり、SEO対策の効率が落ちてしまう可能性があります。

一方、独自ドメインには信頼性が高いというメリットがあります。
独自ドメインを使用しているホームページは、閲覧者に「しっかりとした事業者が運営している」という印象を与えやすくなります。
ビジネスでホームページを活用するのであれば独自ドメインの取得は必須と考えておきましょう。
3-2.取得費用と更新費用を確認する
ドメインの取得にかかる費用は、選ぶトップレベルドメインによって大きく異なります。
人気の高いトップレベルドメインほど価格が高くなる傾向にあるため、事前に予算を確認しておくことが大切です。
また、ドメインは毎年更新する手続きが必要です。
更新を忘れてしまうとドメインが失効し、ホームページが表示されなくなってしまう恐れがあるため、可能であれば自動更新の設定をしておくと安心です。
※当サービスでは、ご契約内容によってドメインの管理を当社が代行するため安心です。
安価なドメインは維持費を抑えられる一方で、不自然な文字列になりやすくユーザーに違和感を与える場合もあるため、費用だけでなく信頼性とのバランスも考慮して選びましょう。
3-3.綴り間違いには注意
ドメインを取得する際によくある失敗が、綴り間違いに気づかないまま購入してしまうことです。
誤った綴りのままホームページを開設してしまうと、後から正しいドメインを再取得し、設定を変更し直す手間が発生します。
さらに、ドメインを取得し直す場合は追加の費用もかかってしまいます。
購入手続きを進める前には、必ず綴りに誤りがないか、複数人で確認するなど念入りにチェックする習慣をつけておきましょう。

3-4.商標権を侵害しないための注意
ドメインを決める際には、会社名や商品名などの商標権を侵害しないよう十分な注意が必要です。
他社がすでに商標登録している名称をドメインとして使用してしまうと、商標権侵害として訴えられるリスクがあります。
有名企業の名称や人気商品の名前をそのままドメインに使うことは避けましょう。
商標が登録されているかどうかは、特許庁が提供している特許情報プラットフォームで誰でも無料で検索できます。
ドメインを決定する前に、候補の名称が商標として登録されていないか確認しておくと安心です。
また、他社の既存ドメインと似通いすぎた文字列も、トラブルの原因になりかねないため避けたほうが無難です。
ビジネスでの利用を予定している場合、少しでも不安があるときは弁護士や知的財産の専門家に事前相談することも検討しましょう。
4.まとめ
ホームページURLは、スキームやホスト名、ドメイン名、サブディレクトリ、ファイル名という複数の要素で構成されており、それぞれの意味を理解することでサイト構造を正しく把握できます。
URLを決める際は、サイト内容が伝わる短い文字列を選び、独自ドメインを取得することで信頼性と管理の自由度が高まります。
また、URLはSEOにも影響するため、変更時は適切なリダイレクト設定を行うことが重要です。
これらの基礎を踏まえ、目的に合ったドメインを選び、正しく設定することが、信頼されるホームページ運営の第一歩となります。
