ホームページ制作でやってはいけない14の掟②~運用・運営、SEO編~
ホームページ作成では、成功例に関してはノウハウの蓄積や分析によるものが大きいですが、「やってはいけないこと」に関しては明確に存在します。
前記事では
- なぜホームページでやってはいけないことを把握しておかなければならないのか
- 設計・戦略でやってはいけないこと
- コンテンツでやってはいけないこと
について解説しました。
参考:ホームページ制作でやってはいけない14の掟①~設計戦略、コンテンツ編~
今回は「ホームページ制作でやってはいけない14の掟②~運用・運営、SEO編~」として、運用・運営上、SEO上でやってはいけないこと、を解説してまいります。
1.運用・運営でやってはいけないこと2つ
1-1.アクセス解析を導入しない
当システムにはアクセス解析機能が搭載されていますが、ホームページ制作においてアクセス解析を導入しないのは、ホームページの成長をさせるためのヒントがわからない状態と一緒です。
アクセス解析がないと、ホームページで商品・サービスが購入・契約されない場合に
- ホームページに訪れる人が少ないのか
- コンテンツに問題があるのか
- 購入ボタンの配置が悪いのか
などといった情報が、定量的に判断できません。
成約率やUU数・PV数を確認するには、アクセス解析を用いるのが効率よく確実です。
アクセス解析について、どのようなポイントを確認してどう課題をみつければいいのかなどは、下記の記事で詳しく解説しておりますので、ぜひご参照ください。
参考:アクセス解析とは?おすすめツールや課題発見・分析のポイントについて解説
Google社が提供する「Googleアナリティクス」は、無料で利用でき、一般的にも広く使われている高機能なアクセス解析ツールで、当システムにも搭載することが可能です。
Googleアナリティクスでは、成約率やPV数だけでなく、ユーザー属性や地域、デバイスなども解析できます。
詳しい導入方法や使い方については以下の記事で解説しているので、あわせてお読みください。
参考:Google Analytics 4とは?メリットと導入方法、使い方を徹底解説
1-2.作成後放置する
ホームページを作成して満足し、その後放置してしまう、といった行為はしてはいけません。
なぜなら、ホームページは作成した後が肝心だからです。
例えば、居酒屋のホームページを見たときに、お知らせやメニューが2020年2月で止まっていた場合、
- 今も同じメニューなのかわからない
- 予約したいけどお店自体やっているのか不安
などのマイナスなイメージをユーザーに与えてしまいます。
Web制作やアパレルなど、時代に合わせたサービスの提供が必要な企業の場合は、特に売上機会の損失につながるでしょう。
逆に、ユーザーにとって最新の情報を発信しているホームページと印象付けられると、信用を得られる可能性が高いです。
また、ホームページの定期的な更新は、検索エンジンの評価対象になります。
更新頻度によるアクセス数の変化については、以下の記事でも解説しておりますので、ぜひ参考になさってください。
2.SEO対策でやってはいけないこと4つ
2-1.有料リンクの購入
以前までは、外部のホームページから自分のホームページにリンク(被リンク)が数多くされていた場合、SEO効果が期待できました。
そのため、外部のサイトからリンクを設置してもらう有料リンクを購入し、ホームページを検索上位に表示させる施策が流行していたのです。
しかし、現在ではこの手法は全く効果がありません。
効果がないどころか、ペナルティを課されてしまう可能性もあるので、こういった有料リンクの購入はすべきではありません。
検索エンジンはアップデートの度に進化しているため、こういった不正なSEO対策も見破られてしまうようになっていきます。
現在、被リンクは数でなく質も重視されています。
リンクは購入せず、あくまで自然と集まるようにユーザーの役に立つコンテンツ発信を目指しましょう。
2-2.隠しテキストの使用
有料リンク同様に、隠しテキストも一昔前に流行った手法です。
ホームページの背景と同色のテキストを記載し、その中にキーワードや関連語を詰め込む、というものです。
ユーザーからは視認できませんが、検索エンジンは読み込めるため、隠しテキストも含めたページ内全てのテキストを対象として評価が行われます。
しかし、現在ではこのような手法でむやみやたらにキーワードをホームページ上に含めても、検索エンジンに隠しテキストだと判別されてしまうため、ペナルティが課される危険性があります。
文章は正しいSEOライティングを心がけ、正当な評価を得ることが重要です。
SEOライティングについて知識を深めたい方は、以下の記事もあわせて読んでみてください。
2-3.ページごとに最適化していない・複雑すぎる
ページ構成が最適化されておらず、複雑な状態で放置しているのは、ユーザーにとってもSEOにとっても不利益です。
多くのユーザーは、サイトが探しにくい構造をしていると、知りたい情報があっても別のサイトに移動してしまう傾向にあります。
ページ構成を最適化するには、
- トップページ
- 大カテゴリ
- 小カテゴリ
といったように枠組みを作り、目的のページへ飛びやすいように促してあげるのが大切です。
ページが最適化されていると、検索エンジンの巡回もしやすくなるので、SEOの効果も期待できます。
また、ページを複雑にしていると、類似のコンテンツを制作してしまう危険性もあります。
類似のコンテンツはペナルティの対象にもなり得るので、ページの整理は必ず行うようにしましょう。
2-4.キーワードを詰め込みすぎる
検索上位を狙いたいキーワードは、探せば探すほどたくさん候補に上がるはずです。
しかし、だからといってキーワードを詰め込みすぎた文章は、日本語として不自然になるためおすすめできません。
例えば、「完全個室 居酒屋 時間無制限」をキーワードにしたとします。
当店は、時間無制限の完全個室居酒屋◯◯です。時間無制限の完全個室居酒屋なので、時間を気にせずおくつろぎいただけます。時間無制限の完全個室居酒屋をお探しならぜひ◯◯にお越しください。 |
上記のように、キーワードを高頻度で出してしまうと、読みにくくなり文章としても不自然です。
このような不自然な文章は、検索エンジンもペナルティを課す要因になってしまいます。
3.まとめ
本記事では「ホームページ制作でやってはいけない14の掟②」として、
- 運用・運営でやってはいけないこと2つ
- SEO対策でやってはいけないこと4つ
をご紹介しました。
前記事の「ホームページ制作でやってはいけない14の掟①~設計戦略、コンテンツ編~」と合わせてご確認ください。
もし自社のホームページで抵触している内容があった場合でも、今からでも改善しさらによいホームページに挽回できれば遅くはありません。
素晴らしいホームページを作り、企業の成長に貢献していきましょう。