成長を続けるEC市場!最も手軽に始められるインターネット販売方法とは?
コロナ禍以降、「ネットショップを立ち上げたい」「ホームページで商品を販売したい」との相談が急増しました。売上減少に苦しむ企業・店舗が、ネット販売に商機を見出そうとする動きが活発化しています。
これからネット販売をお考えの方に向けて、今ネット販売を始めるべき理由とその方法をご紹介します。
目次
1.コロナ禍で好調!拡大するEC市場
2020年の日本国内のBtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場規模は19兆2779億円と、ここ10年間で2.5倍にまで拡大しました。特に物販系分野の伸びが著しく、前年から21.7%も増加しています。
実際にAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングを始めとする大手ECモールや、イオン・西友・ダイエー・ライフなどのネットスーパーはユーザー数を伸ばしています。
コロナ禍を機に拡大したネットショッピングのユーザーは今後も定着すると予想され、EC市場はますます盛り上がりを見せるでしょう。
2.ネット販売始めるなら今!大手ECモールに出店するには?
ネットショッピングが伸びている今、全国に届けられる商品を扱っているなら参入しない手はありません!
ネット販売の一番のメリットは商圏を広げられることです。店舗だと足を運べる範囲のお客様に限られますが、ネットでは日本全国(場合によっては世界中)のお客様に商品を購入してもらえるチャンスがあるのです。
配送可能な商品がない場合も、ネット販売用に新たな商品開発を検討してみましょう。実店舗の売上が落ちているなら尚更です。
インターネットで販売する方法はいくつかありますが、真っ先に思い浮かぶのは楽天市場やAmazonといった大手ECモールではないでしょうか?実際に利用したことがある人も多いでしょう。
では、それらのECモールに出店しようとした場合、どのくらい費用がかかるでしょうか?日本の3大ECモールのそれぞれの特徴と出店・運用にかかる費用を比較してみました。
サービス名 | 楽天市場 | Yahoo!ショッピング | Amazon |
運営会社名 | 楽天株式会社 | ヤフー株式会社 | アマゾンジャパン合同会社 |
URL | https://www.rakuten.co.jp/ | https://shopping.yahoo.co.jp/ | https://www.amazon.co.jp/ |
特徴 | 2019年のECショッピングモール流通シェア40.6%。圧倒的な知名度と集客力が強み。 セールやポイントアップなどの販促キャンペーンも充実しており、商材・価格に競争力があれば開設後すぐの売上も期待できる。 | 2013年の無料化以降、参入障壁の低さから店舗数が激増。国内随一の店舗数を誇る。初期費用・月額の固定費が完全無料である点が最大の魅力で、少ない負担で出店できる。 | フルフィルメント by Amazon(FBA)と呼ばれる独自のシステムを利用すれば、商品の保管、梱包、出荷、配送まで一貫してAmazonが代行。大口出店と小口出店があり、商品数が少なくても出店しやすいのが魅力。 |
初期費用 | 60,000円 | 無料 | 無料 |
月額費用 | ▼がんばれ!プラン:19,500円(年間一括) ▼ライトプラン:39,800円(3ヶ月分一括) ▼スタンダードプラン:50,000円(半年ごとの2回分割) ▼メガショッププラン:100,000円(半年ごとの2回分割) | 無料 | ▼大口出店:4,900円 ▼小口出店:無料 |
売上手数料 | ▼がんばれプラン:3.5%~7.0% ▼ライトプラン:3.5%~5.5% ▼スタンダードプラン:2.0%~4.5% ▼メガショッププラン:2.0%~4.5% | 無料 | 8~15% (商品カテゴリーによる) *Kindleアクセサリは45% *小口出品は基本成約料100円/件が別途必要 |
ポイント原資負担 | 1.0% | 1%~15% | なし |
その他費用 | ▼安全性・利便性向上のための費用:月間売上高の0.1% ▼アフィリエイト:アフィリエイト経由売上の2.6%~ | ▼キャンペーン原資負担:1.5% ▼アフィリエイトパートナー報酬原資:1%~50% ▼アフィリエイト手数料:アフィリエイトパートナー報酬原資の30% | なし |
決済手数料 | 2.5~3.5% | 3.0~4.48% | 無料(売上手数料に含む) |
商品登録数 | ▼がんばれ!プラン:5,000点 ▼ライトプラン:5,000点 ▼スタンダードプラン:20,000点 ▼メガショッププラン:無制限 | 無制限 | 無制限 |
楽天市場は出店するにあたり、まず初期費用60,000円がかかります。さらに19,500円から100,000円の月額固定費用と、売上に応じた2.0%から7.0%の売上手数料が発生し、ランニングコストの負担は大きいと言えます。
Amazonは初期費用無料で、月額固定費用も大口出店の場合のみ4,900円と良心的ですが、売上手数料が8~15%と高く、売れれば売れるほど負担が大きくなります。
Yahoo!ショッピングは初期費用、月額費用、売上手数料がかかりません。その分出店数が多く、ユーザー数は楽天市場、Amazonに比べて少ないので競争が激しいのが現状です。
ECモールへの出店を検討する際には、販売する商品点数や販売予定額、商品を販売したいターゲット層を踏まえた上で、自社に最適なECモールを選択しましょう。
3.自社ECサイトの立ち上げも簡単!ASP型ネットショップサービス
コロナ禍で自社ECサイトを立ち上げる動きも広がっています。それを後押ししているのが、専門知識がなくても簡単にECサイトを作ることができるASP型ネットショップサービスです。ネット販売に必要な機能が揃っており、少ない負担で手軽に始められます。ECモールの中の一店舗ではなく、独立したサイトを持てるため、より自社の特色を出すことができます。
代表的なサービスは、初期費用・月額費用いずれも無料で始められるBASEとSTORESです。テレビCMなど積極的な宣伝活動により、ここに来てショップ数を伸ばしています。
サービス名 | BASE | STORES | |
運営会社名 | BASE株式会社 | ストアーズ・ドット・ジェーピー株式会社 | |
URL | https://thebase.in/ | https://stores.jp/ | |
特徴 | 開設されているショップは120万店以上。出品した商品はショッピングアプリBASEにも登録されるため、集客も期待できる。スマートフォンでも簡単に編集でき、個人利用も容易なサービス。 | 開設されているショップは80万店以上。無形商材や電子チケットまで幅広い商材を販売できることが特徴。月額費用がかからないフリープランと決済手数料を抑えられる有料のスタンダードプランがある。 | |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 |
月額費用 | 3.0% | 無料 | 無料 |
売上手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
決済手数料 | 3.6%+40円/件 | 5% | 3.6% |
商品登録数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
上記のとおりシンプルな料金体系で、楽天市場やAmazonに比べるとコストはかなり抑えられます。
その分、ECサイトを立ち上げた後の集客は自力で取り組んでいく必要があり、軌道に乗るまである程度の時間がかかるでしょう。
4.必見!最も手軽に始められるネット販売方法は?
店舗を持たずネット販売を専業としたり、ネット販売を売上の大きな柱としたりするのであれば、絶大な集客力を誇る大手ECモールへの出店や自社ECサイトの立ち上げも視野に入れるべきですが、「ちょっと試しに販売してみたい」とお考えの方にはハードルが高いでしょう。
会社や店舗のホームページとは別に管理・運用の手間が発生するため人手も必要となりますし、どれだけ売上が確保できるか分からない中でそこまでのリソースを割けないという声も多くあります。
「ネットショップを立ち上げるほどではないけどネット販売してみたい」という方は非常に多くいらっしゃる反面、そのニーズに見合うサービスが少ないのも実情です。
そんな時にお勧めしたい最も手軽に始められるネット販売方法をご紹介します!
すでにある自社のホームページ内のフォームで注文を受け付けるのが最も手っ取り早い方法です。
ネット販売のためにホームページとは別にECサイトを立ち上げる必要もありませんし、管理・運用の手間も増えません。
一般的な問い合わせフォームではなく、注文受付に特化したフォームにカスタマイズしてホームページに設置しましょう。
入力項目は、商品の発送に最低限必要な「注文商品」、「支払方法」、「お届け先の住所」、「お名前」、「電話番号」を必須項目に設定します。フォームから注文いただいた後、支払いについて注文者とのやり取りが必要なケースもありますが、販売する商品のラインナップが20種類ぐらいまでであれば、この販売方法で十分対応可能です。
そして忘れてはならないのが決済方法の用意です。インターネットで購入する際の決済方法としては、クレジットカード決済が主流です。購入者の利便性を高めるためにも、クレジットカード決済を含め、複数の決済方法を用意しておくのが望ましいでしょう。
決済機能付きフォームなら注文受付に特化したリッチなフォームと決済機能で、スピーディーにネット販売を開始できます。ホームページと一括管理できるので、運用や管理も簡単です。
クレジットカード決済にも対応しており、商品販売だけでなく、オンラインレッスンや相談サービスの受付など、幅広い用途でご利用いただけます。
「インターネットで商品を売ってみたいけど、何から始めていいのか分からない」
「ネットショップを開設しようとして挫折した」
「有名なECモールは初期費用や手数料が高い」
このような方は、まずはホームページ上での販売からスタートしてみましょう。
決済機能付きフォームの詳しい使い方は、こちらの記事をご覧ください。
オンライン決済を手軽に導入!決済機能付きフォームを使ってホームページで販売するには?