介護福祉業のWeb活用①~ホームページの効果を高めるポイント
介護福祉業のホームページは、利用を検討している方への宣伝手段のほか、採用活動における求職者への宣伝・募集の手段としても活用できます。
本記事では介護福祉業のホームページの効果をさらに高めるための、ポイントや掲載しておきたいコンテンツ例などをご紹介します。

1.アクセス数が多い介護福祉業のホームページの特徴

問い合わせ・新規利用者の獲得につなげるには、まずホームページのアクセス数を増やすことが重要です。
当社の調査結果では、アクセス数が多い介護福祉業のホームページは、以下の特徴がありました。
- 公開ページ数が多い
- 掲載しているコンテンツが多い
- 更新頻度が高い
下記の表が実際の数値ですが、それぞれの特徴が認められます。
では具体的に、これらの特徴に対してどのような施策ができるのか、考えてみましょう。

2.アクセス数を増やすポイント

調査結果から、アクセス数を増やすには以下の3つのポイントが考えられます。
ひとつずつ具体的に見ていきましょう。
- ホームページの目的とターゲットを明確にする
- ターゲットが求める情報を分かりやすく掲載する
- 定期的に更新してコンテンツを充実させる
2-1.ホームページの目的とターゲットを明確にする
まずは作成するホームページの目的とターゲットを明確にしましょう。
ターゲットを絞り込んで洗い出すことで、掲載すべき情報を整理できるからです。
- どのような方が利用されているのかを絞り込んで洗い出す
- ターゲットが求める情報を整理する
- 運用していくとアクセス解析で分析が可能になりさらに改善できる

ホームページを運用していくことでデータが蓄積され、実際の利用者の姿が見えてきます。
想定していたターゲット以外の利用者が多ければコンテンツの掲載を追加するなど、サイトの改善につなげられます。
2-2.ターゲットが求める情報を分かりやすく掲載する
目的とターゲットが決まれば、必要な情報がわかってきます。
しかし、それらの情報は正しくターゲットに伝えるように配慮する必要があります。
- 閲覧者が欲しい情報に辿り着けるように、見やすく分かりやすいデザインにする
- 問い合わせや予約までの導線をしっかりと作る
- 画像を用いて分かりやすくする
デザインは文字の大きさや種類も含まれます。
またわかりやすく伝えるために実際の写真やイメージ画像のほか、動画などの方法も考えられるでしょう。
2-3.定期的に更新してコンテンツを充実させる
古い情報や季節はずれの情報は、閲覧者のニーズを満たさないだけでなく、その企業へのイメージダウン・不信感をももたらします。
また、現在とは異なる情報やサービス内容などを掲載したままにしておくと、それを見て問い合わせをしてきた利用者や求職者の期待を裏切ることにもなります。
- 2ヶ月に1回程度は更新して情報を最新に保つ
- お知らせ欄やブログなど定期的に更新できるページを用意する
- 提供サービスごとにページを分けて情報を充実化させる

利用を検討している方、採用への応募を検討している求職者にとっては、情報はより具体的に掲載されている方が安心です。
細かな部分まで業務や必要事項を洗い出し、ホームページに記載していきましょう。
3.求人効果を高める5つのポイント

就職・転職活動において、企業情報の収集・研究のために、求職者のおよそ9割が企業ホームページを確認するというアンケート結果が出ています。(出典:エンジャパン)
今やホームページは採用活動にも欠かせない媒体になりました。
では、ホームページで求人効果をより高めるためには、どのようなポイントがあるのでしょうか。
- 求職者の関心を惹く募集要項を掲載
- 求人サイトと連携して求人情報を拡散
- ホームページで求職者の求める情報を発信
- 職場の魅力を伝える動画を掲載
- 採用サイトを開設
3-1.求職者の関心を惹く募集要項を掲載
- どのような求職者をターゲットにしたいのかを洗い出す
- ターゲットが知りたい情報を掲載
ホームページと同じく、「どんな求職者をターゲットとしたいのか」を考えましょう。
ターゲットとなる求職者が求める情報を掲載することで、より効果的な採用ページが作成できます。
3-2.求人サイトと連携して求人情報を拡散
- IndeedやGoogle しごと検索といった「求人サイト・求人検索エンジン」に出稿し求人情報を拡散
- 当システムは自動連携が可能!
採用情報は、ホームページに掲載するだけでなく、IndeedやGoogle しごと検索といった「求人サイト・求人検索エンジン」に出稿することで、広く情報を拡散できます。

求人サイト・求人検索エンジンに出稿するには「自身で直接投稿する」「連携しているシステムから投稿する」の2つの方法があります。
当システムは採用専用ページを作成することで、掲載した情報が「Indeed」「Google しごと検索」「Simply Hired」に自動で連携する仕組みです。
採用専用ページの作成や掲載する情報について、詳しくは下記をご確認ください。
参考:2025年アップデート!求人サイト自動連携機能を使った求人票作成のコツ①
サポートサイト|コンテンツ編集 – 採用情報ページ編集
3-3.ホームページで求職者の求める情報を発信
- 詳細な情報の掲載が、会社の魅力をより適切に伝える
- 情報不足解消は、応募の見送りや入社後のミスマッチを防ぐことにも
情報は過不足なく詳細に記載することで、応募を悩む求職者を後押しすることができます。
また、せっかく応募を獲得したにも関わらず条件が合わなかった、といったミスマッチを防止するためにも、情報はきちんと掲載する必要があります。
3-4.職場の魅力を伝える動画を掲載
- 会社・社員の雰囲気や、仕事の魅力について、よりリアルに伝える
- 仕事のイメージがしやすくなり求職者の応募を後押し、ミスマッチを防ぐ
コンテンツが伝えられる情報量は、文章<画像<動画、の順に多くなっていきます。
動画は文章や写真だけでは伝えきれない、施設やスタッフの雰囲気や魅力を伝えられます。
また、求職者はより実際に自分が仕事に就いた際のイメージがしやすくなります。

3-5.採用サイトを開設
- 企業ホームページと分けることで、ターゲットとする求職者に向けたデザイン、内容に特化できる
- 求職者が情報を探しやすい
企業ホームページは通常、利用者に向けて作成されるものです。
どうしてもデザインや掲載するコンテンツは利用者様向けのものが主となります。
採用専用サイトであれば、求職者に向けてのデザインやコンテンツ配置にでき、求職者が情報を探しやすく応募しやすく設計できます。
4.ホームページで発信すべき「求職者の求める情報」とは?

では、実際に求職者の求める情報とは、どのようなものでしょうか。
求職者の求める情報としては、日本介護クラフトユニオンが行ったアンケート調査が参考になります。(出典:日本介護クラフトユニオン「2024年度就業意識実態調査要約版」)
転職の際に重視することとして、下記の内容が多くの人に選ばれています。
このような情報をホームページで発信することで、求職者に職場の魅力をアピールし、応募を後押ししましょう。
- 賃金
- 休日・休暇数
- 労働時間
- 職場の雰囲気
- 仕事内容
5.まとめ
今回は介護福祉業のホームページについて、アクセス数の多いホームページの特徴や意識したいポイントについて解説しました。
当社調査では、アクセス数が多い介護福祉業のホームページは「公開ページ数が多い」「掲載しているコンテンツが多い」「更新頻度が高い」ことがわかりました。
これらからホームページ作成については目的とターゲットを明確にし、ターゲットが求める情報を分かりやすく詳細に、定期的に充実させる必要があります。
また、ホームページは採用活動にも活用できます。
採用活動においても、求職者が求める情報を豊富に提供できるように心がけましょう。
次記事では実際に介護福祉業のホームページではどのようなページを作成すればいいのかを解説します。
次記事:介護福祉業のWeb活用②~ホームページの効果を高めるコンテンツ例