採用ランディングページとは?①~概要とメリット・デメリットについて~

最近では、求職者が採用サイトを活用して情報収集を行うのが一般的になりました。
そのため、採用情報に特化した採用ランディングページ(採用LP)を導入している企業も増えつつあります。

今回は、採用ランディングページについて、まとめて解説します。
積極的に採用活動を始めたい企業様は、ぜひ参考にしてください。

1.採用サイトのLP・ランディングページとは

1.採用ランディングページとは

採用ランディングページとは、採用サイトを縦長のレイアウトでデザインしたページのことを指します。

通常、ランディングページは1ページで構成され、ユーザーの購入や申込などのアクションを誘導させることに特化したページです。
採用情報に特化したランディングページを、採用ランディングページと呼びます。

採用ランディングページの目標となるアクションは、資料請求やエントリーです。
そのため、求職者や訪問者が、どれだけページ内の情報に魅力を感じ、資料請求やエントリーを行ってくれるかが、採用ランディングページでは重要になります。

採用サイトと採用ランディングページの違い

採用サイトと採用ランディングページは混同されがちですが、ページ数が明確に違います。

採用サイトは複数のページで構成され、訪問者の知りたい情報ごとにページを移動するのが特徴です。
一方、採用ランディングページは冒頭から企業情報、エントリーまでを1ページで完結させたものです。

そのため、採用ランディングページでは、基本的に上から順に読んでいけば企業についてわかるようになっています。

2.採用ランディングページを作成するメリット

採用ランディングページを作成することで得られるメリットは大きく4つあります。
では、採用ランディングページのメリットについて、それぞれ見ていきましょう。

①短い期間で制作が可能

縦長でシンプルな作りのランディングページは、短い期間で制作できるのがメリットのひとつです。
そのため、急な人材確保や採用活動を急ぎたい際に活用できます。

ただし、いくら短期間で制作できるからといって、内容の薄い情報で作るのはNGです。
あくまで企業サイトや採用サイトのクオリティを維持しながら制作するようにしましょう。

②ターゲットを求職者に絞った自由な表現が可能

採用情報を企業サイトに掲載する場合、企業イメージに合わせたデザインを用いなければいけません。

しかし、採用ランディングページは独立したページのため、他ページや企業イメージに合わせる必要がなく、なおかつターゲットを求職者に絞ることができます。

求職者が自社に興味を持ってもらえるようなインパクトのあるデザインや、魅力的な訴求方法など、効果的な運用が可能です。

③低離脱率・高CV率を見込める

縦長レイアウトのランディングページは、他サイト・ページへのリンクがほとんどないので、通常のWebページに比べて離脱率を抑えることができます。

また、訪問者の興味を引きながら、最終的にアクションを起こさせるような配置になっていれば、CV率(コンバージョン率)も自然と高くなるでしょう。

通常のWebページよりも低離脱率・高CV率を見込めるのは、ランディングページならではのメリットです。

④効果測定・改善がしやすい

採用ランディングページは、単一のページだからこそ効果測定・改善がしやすいメリットがあります。
例えば、広告ごとにどのくらい流入されているかを調べ、効果が出ている広告の予算を増やすなどです。

ヒートマップを用いて、訪問者がどの部分を見ているのかを分析し、CVまで誘導を見直すのもいいでしょう。

どれも採用ランディングページ自体を測定・改善して結果が見えることなので、最適化をすれば、よりターゲットに訴求でき、成果も表れやすくなります。

参考:アクセス解析を活用してホームページを改善しよう
   ホームページの分析・改善に役立つ!ヒートマップツール3選
   アクセス解析とは?おすすめツールや課題発見・分析のポイントについて解説

3.採用ランディングページを作成するデメリット

採用ランディングページにはメリットもありますが、同時にデメリットもいくつか存在します。
デメリットを理解すれば、より効率よく効果的な採用ランディングページに仕上げることができるでしょう。

では、それぞれのデメリットについて解説します。

①構成には技術・知識が必要

採用ランディングページは、ファーストビューからエントリーに至るまで、訪問者を飽きさせず、この企業で働きたいという気持ちにさせる構成作りが必要です。
そのため、一種のセールスレターのような仕組みでランディングページを作らなければいけません。

また、採用サイトではページごとに必要な情報が載っていますが、採用ランディングページでは情報の集約と載せる順序が重要です。

デザイン力やセールス力といった技術・知識をフル活用して、採用ランディングページを作っていきましょう。

②直帰率が高い

仕方のないことではありますが、採用ランディングページでは直帰率が高くなります。
直帰率とは、最初にアクセスしたページのみを見てサイトを離れてしまう割合です。

ランディングページ自体単一のページで構成されているため回遊性がなく、読んでいる途中で飽きた、求めている情報がないなどの理由で離脱率が他ページよりも高くなるでしょう。

直帰率が高い場合には、

  • 流入元が適切に誘導できているか
  • ランディングページの内容

を修正すれば、改善できる可能性があります。

③SEO対策は難しい

採用ランディングページはデザインを重視するため、画像内にテキストを挿入することが多いです。

SEOを考えたとき、検索エンジンは画像内のテキストを判断できないので、画像に書いてあるテキストが読み取れない=情報量の少ないページと認識されてしまう可能性があります。

訪問者にとっては魅力的なページになるものの、検索エンジンにとっては評価が低くなりやすい点は把握しておきましょう。
そのため、集客力を高めたいなら、採用ランディングページに誘導するサイトにSEO対策を施した方が効率的です。

4.まとめ

今回は「採用ランディングページ」について概要を解説しました。

次の記事では「具体的にページに掲載すべき内容」「採用ランディングページを効果的に利用するためのポイント」について解説します。

採用ランディングページをご検討の方は、ぜひご覧ください。

参考:採用ランディングページとは?②~掲載すべき内容とポイント~

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