成果を生み出すホームページへのリニューアルのポイント③~よくある質問

ホームページのリニューアルについて、これまでポイントや具体的な進め方、AIとの関連性について解説してまいりました。

前記事:成果を生み出すホームページへのリニューアルのポイント②~具体的な進め方からAIとホームページ作成まで

今回はリニューアルの際によくある3つの質問について、解説していきます。

1.リニューアルの適切な時期や頻度はどれくらいですか

全面リニューアルの頻度に決まった基準はありません。
公開からの年数ではなく、事業や運用環境に変化が生じたかどうかで判断するのが現実的です。

もし判断がしにくいようであれば、当社の統計ではアクセス数が多いホームページは2年半に1回はリニューアルを行っているという調査結果が出ていますので、目安として2~3年に1度をおすすめします。

全面リニューアルのほかに、ページ単位で改善する部分改修もあります。
2つを使い分けると、大規模な改修を行わずに済む場合もあるでしょう。

項目全面リニューアル部分改修
頻度の目安2~3年に一度、または下記の節目が生じたときアクセス解析の結果に応じて随時
主な内容サイト構成、デザイン、コンテンツなどの基盤の見直し文章の修正、ボタンの配置変更、特定ページの追加や改善
向いている場面サイト全体の構造や仕組みが現状に合わなくなったとき問題が特定のページや要素に限られているとき

全面リニューアルを検討する節目には、次のようなものもあります。

節目具体例
事業や組織の変更主力サービスの変更、社名やロゴの変更、事業の統合や拡大
システム面の制約利用中の別サービスやサーバーのサポート終了
運用体制の変更担当者の交代により、現在の管理方法では更新を続けられない
部分改修で解決しない課題ページ単位の改善を重ねても成果指標が改善しない

判断材料としては、まず部分改修で解決できる課題かどうかを確認し、サイト全体の構造に原因がある場合に全面リニューアルへ進むという順序が無理のない進め方です。

2.リニューアルにかかる期間はどれくらいですか

目的設定から公開までの期間は、一般的な規模のサイトで3~4ヶ月前後が目安です。
小規模な改修であれば2~3ヶ月程度、機能追加やサイト構成・デザインを大幅に変更する場合は3~6ヶ月かかることもあります。

この期間は公開までの目安です。
公開後の効果検証と改善は別に3~6ヶ月ほどかけて行うため、成果を判断するまでの期間は、公開までの期間より長くなります。

さらに実際の期間は、次の要因で延びることがあります。

期間が延びやすい要因理由事前の対策
ページ数が多いデザイン、コーディング、動作確認の対象が増えるため統廃合するページを先に決め、制作対象を絞る
原稿や画像の準備が遅れる素材が揃うまで制作を進められないため担当者と提出期限を決め、制作と並行して準備する
社内確認や承認に時間がかかる修正依頼が複数部署から重なり、手戻りが生じるため確認者を絞り、確認の回数と期限をあらかじめ決める
要件が途中で変わる設計やデザインのやり直しが必要になるため目的と必要な機能を、依頼前に文書にまとめる

依頼する場合は、見積もりの段階で公開希望日と、社内で確認や素材提出に要する日数を伝えておくと、現実的なスケジュールを組みやすくなります。

3.リニューアル後に検索順位が下がったらどうすればよいですか

順位が下がっても、すぐに元の状態へ戻す必要はありません。
URLを変更した場合、検索結果に新しいURLが反映されるまでは順位や流入が一時的に動くことがあります。
Googleも、URLの変更を伴うサイト移転についての公式ドキュメントで、移転後の検索結果への反映には時間がかかる旨を案内しています。

ただし、下落の原因が設定の間違いやコンテンツの変更にある場合は、時間が経っても回復しません。
まずは公開日と順位の変動日を照らし合わせたうえで、次の項目を確認しましょう。
確認にはGoogleサーチコンソールとアクセス解析ツールを使います。

確認項目確認方法対応
インデックスの状況Googleサーチコンソールの「ページのインデックス登録」やURL検査で、検索結果に登録されているかを確認するテスト環境で設定したnoindexやrobots.txtによるブロックが残っていれば解除する
旧URLの転送旧URLにアクセスし、新URLへ転送されるかを確認する転送されないURLには301リダイレクトを設定する
順位が下がったページと検索キーワードGoogleサーチコンソールの検索パフォーマンスで、リニューアル前後の掲載順位とクリック数を比較する該当ページのタイトル、見出し、本文に、検索キーワードが残っているかを確認し、削れていれば戻す
削除や統合したページリニューアル前に流入のあったページが、現在も存在するかを確認する流入の多かったページの内容を、新しいページに反映する
内部リンクと表示速度リンク切れの有無と、ページの表示速度を確認するリンク切れを修正し、画像の圧縮などで表示速度を改善する

上記に該当する問題がない場合は、リニューアルとは別の要因で順位が動いている可能性があります。
競合サイトの更新や、検索エンジン側のアルゴリズム更新などが考えられます。
その場合は、順位が下がったキーワードで上位に表示されているサイトを確認し、検索ユーザーの疑問に答えきれていない箇所を、コンテンツの追加や修正で補っていきましょう。

参考:ホームページが検索しても出てこない?原因・確認方法・解決策を総まとめ①~原因を確認しよう

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