【2025年最新版】最新のSEOトレンド~今やるべきSEO対策②
前回の記事では最新のSEO対策について、
- SEO対策とは何?
- 検索順位が決まる仕組み
について解説しました。
前記事:【2025年最新版】最新のSEOトレンド~今やるべきSEO対策①
本記事では現代のSEO対策で欠かせない「E-E-A-T」について、基礎知識と具体的な施策について解説してまいります。

目次
1.E-E-E-Tとは?~SEO対策の傾向

耳慣れない「E-E-A-T」という単語、近年のSEO対策においては重要な概念です。
SEO対策においてGoogleはユーザーニーズを重視しています。
そしてホームページがユーザーニーズを満たす価値ある高品質なコンテンツとして評価されるには、Google検索品質評価ガイドラインで言及されている「E-E-A-T」を満たすことが重要とされています。

E-E-A-T(イーイーエーティー/ダブルイーエーティー)とは下記4つの頭文字をとったGoogleの造語です。
- Experience(経験)
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trust(信頼性)
この中でも特に「Trust(信頼性)」は最も重要とされている要素です。
各要素について、ひとつずつ詳しく解説します。
2.E-E-A-Tを意識する (1)経験

「Experience(経験)」は、記事コンテンツにどれほど「経験が織り込まれているか」という観点です。
この「経験」の評価を高めるには、以下の施策を行いましょう。
- 実体験や実務経験、経験者へのインタビューを元にしたコンテンツ作成
- 一次情報でオリジナリティを高める
「一次情報」とは、著者本人が直接的な体験から得た情報、行った調査や実験の結果、考察などです。
一次情報の作成・収集には手間・資金・時間が必要になってくるため、情報としての価値は高くなります。
さらに誰でも体験できる内容ではなく、より深い、あるいは専門の方からの意見であるほど、その価値は高まります。
参考:エナゴ学術英語アカデミー|「要注意!一次情報と二次情報の取り扱い」

3.E-E-A-Tを意識する (2)専門性

「Expertise(専門性)」は、記事コンテンツがどれほど「専門性に長けているか」という観点です。
この「専門性」の評価を高めるには、以下の施策を行いましょう。
- テーマ・ジャンルに特化する
- 専門知識を記載する
扱うテーマを絞り込めば絞り込むほど、専門性は高くなっていきます。
さらに内部リンクを設置しページ同士の関連性を明示することで、高度な知識・技術を持っていること、コンテンツの質が高いことを伝えます。

4.E-E-A-Tを意識する (3)権威性

「Authoritativeness(権威性)」は、記事コンテンツがどれほど「優れたコンテンツであると評価されているか」という観点です。
この「権威性」の評価を高めるには、以下の施策を行いましょう。
- 専門家への取材や監修をしてもらう(専門性を高めるのにも有効)
- 被リンクを獲得する
- サイテーションの獲得
それぞれ詳しく解説します。
4-1.専門家への取材や監修をしてもらう
たとえば、扱うトピックが「育児」の場合、小児科専門医やスクールカウンセラーなど専門家の監修を受けたり、さらに監修者の情報・プロフィールをコンテンツ内に記載したりするなどを行うと、権威性が高まります。
監修者が関連するサイトから被リンクをしてもらう、SNSやブログなどで言及してもらう(サイテーション)なども、追加施策として有効です。
4-2.被リンクを獲得する
被リンクを獲得するには、良質な被リンクである必要があります。
良質な被リンクとは、
- 大手メディアや公的なサイトからのリンク
- 関連性のあるサイトからのリンク
- 権威性の高いサイトからのリンク
などが挙げられます。
逆に、以下のような被リンクは低品質な被リンクと見なされ、SEO対策としては効果がなく、場合によってはペナルティを受ける可能性すらあるので避けるべきです。
- 自作自演のリンク
- 質の低いサイトからのリンク
- 購入したリンク など
あくまで自然な被リンクを得るため、高品質な情報発信を行うよう心掛けましょう。
4-3.サイテーションの獲得
サイテーションとは、企業名やサイト名、商品・サービス名が、他のホームページやSNSで記載されること(口コミも含める)を指します。
サイテーションでは、被リンクのようにURLを掲載する必要はありません。
SNSや外部サービス、外部サイトで自社・自身やホームページを宣伝し、広く認知を得られるようにすることなどが、対策として挙げられます。
5.E-E-A-Tを意識する (4)信頼性

「Trustworthiness(信頼性)」は、ホームページや記事、運営者が「信頼できるか」を判断する観点です。
この「信頼性」の評価を高めるには、以下の施策を行いましょう。
- 引用・参照は公的機関から
- 運営者・企業情報の充実
- 定期更新で最新情報の提供
5-1.引用・参照は公的機関から
記事に他メディアからの情報を引用・参照する場合、情報元は個人ブログなどよりも公的機関である方が、信頼性が高いと見なされます。
具体的に信頼性の高い情報としては、国や自治体が発信している情報や、メーカーの公式情報などです。
また、単に内容をコピー&ペーストするのではなく、しっかりと出典元の明記を行いましょう。
特に「YMYL分野」と呼ばれる健康や医療、投資や法律などの分野では、引用について注意が必要です。
5-2.運営者・企業情報の充実
ホームページの運営者・企業情報を掲載することも、信頼性を高めることになります。
- サイトの責任者(個人、企業、企業、組織、政府機関など)がどこか
- 評価対象のページのコンテンツ作成者(個人、会社、企業、組織、政府機関など)は誰か
これらの情報を記載しましょう。
また、顧客からの問い合わせも考えられるサイトの場合は、連絡フォームや電話番号も記載します。
あわせてSNSや自身で保有しているブログへのリンクを記載しておくのも有効です。
5-3.定期更新で最新情報の提供
インターネット上で情報を探す際、10年前の記事よりも、先月書かれた記事の方が参考になると感じたことはありませんか。
新しく記事制作する場合はもちろん、過去記事も定期的に見直し、最新情報に更新することで、閲覧者からの信頼性を担保することができます。
また、法律や規制の変更の際は、記事への反映も迅速に行いましょう。
ページの公開日や更新日を記載しておくことも有効です。
ここまでE-E-A-Tの基本やその対策方法について解説してまいりました。
次の記事では「今すぐやるべきSEO対策」として、2025年の今行うべきSEO対策について解説します。
ご自身のサイトに使える「SEO対策チェックリスト」もありますので、ぜひご覧ください。
次記事:【2025年最新版】最新のSEOトレンド~今やるべきSEO対策③