ホームページは更新が何より重要
「ホームページは公開後の運用、更新が最も重要である」
そのように紹介する記事を一度でも目にされたことはないでしょうか?
更新が重要とは言われるけれども、「なぜそこまで重要なのかが分からない」と思われるかもしれません。
既にインターネット上にホームページは公開できており、検索に引っかかるようになったのなら「ユーザーが勝手に検索して見に来るのでは?」というイメージから、更新の必要性を全く感じない、という方は少なくありません。
今回はそんな「ホームページの更新」について、
- 更新の重要性
- アクセス数との関連性
- 実際の更新計画の立て方
など、わかりやすく解説します。
1.ホームページの更新はなぜ必要?
1-1.閲覧ユーザー側に立って考える更新の重要性
想像してみてください。
税理士を探していて、ある税理士事務所のホームページを開いたら、「新着情報」の最新のお知らせが「2013年10月」だった。
忘年会の予約をしようとして、ある居酒屋のホームページを開いたら、トップページに「夏の宴会におすすめ -納涼プラン-」が大きく掲載されていた。
果たして「ここに問合せをしてみよう」と思うでしょうか?
営業しているのかさえ不安に思うかもしれません。
古い情報や季節はずれの情報は、閲覧者のニーズを満たさないだけでなく、会社へのイメージダウン・不信感をももたらします。
その上、現在とは異なる営業時間や、すでに販売を終了している商品を掲載したままにしておくと、それを見て来たお客様とのトラブルにもつながりかねません。
このように、ホームページを更新せずに放置することは
- 機会損失
- イメージ・信頼性低下
- トラブル・クレーム
を招く可能性があります。
1-2.SEOから考える更新の重要性
ブラウザで検索する際、「●●」という情報を検索しようと思ったとき、「●● 最新」や、「●● 2023年」と検索してみたことはありませんか?
特定の物(※自社のオリジナルブランド)や情報(※イベント情報など)を求めて検索するユーザーを除き、ホームページを閲覧しに来る新規ユーザーは、最新情報や信頼性の高い情報を求めて検索した結果、表示されたものを見に来ることが多いです。
そしてブラウザ検索で表示される検索結果は、最新で信頼性の高いページが表示されやすい仕組みとなっています。
検索されるキーワードによっては、たとえ古い情報であっても信頼性が高ければ検索結果上位に表示されるというケースも確かに存在します。
それなら「良いホームページを作ってしまえば古くても問題ないのでは?」と思われるかもしれません。
それは一概に否定できない部分もありますが、その良いホームページになるにはかなりの手間と時間が掛かるのが一般的です。
そして、その良いホームページにするための補助となる行為が「更新」になります。
ホームページの更新頻度を高めることで、常に最新の情報があるということを検索エンジン側に認識させることができます。
また、最初に挙げたような「2023年」というキーワードと一緒に検索したユーザーの検索結果にも表示されやすくなり、結果として閲覧される機会が増え、内容次第で信頼性の高いページとして評価される要因へと繋がっていきます。
2.更新回数とアクセス数は比例する
ホームページの効果を高めるには、まず多くの人に見てもらう=アクセス数を増やすことが必要ですが、実はアクセス数を増やす上でも更新は欠かせません。
定期的に更新され、常に最新の情報が載っているホームページは、閲覧者の関心を惹き、リピート訪問を促します。
また、「更新すること」は「コンテンツを充実させること」につながります。
閲覧者にとって有益な情報をどんどん追加していけば、Googleをはじめとする検索エンジンから評価され、検索順位の上昇、そしてホームページへのさらなる流入が期待できます。
実際に当システムを利用されているお客様のホームページの更新回数とアクセス数を調査したところ、次の事実が分かりました。
月に2回以上更新しているホームページのアクセス数は、
当社調べ
全く更新していないホームページの約4倍
更新回数とアクセス数には大きな関係があることが読み取れます。
3.更新計画を立てよう
では、ホームページの更新はどのように行ったらよいのでしょうか。
ホームページの更新計画を立てるための、ヒントをご紹介します。
3-1.更新するコンテンツを決める
まずは定期的に更新するコンテンツを決めなければいけませんが、重要なのは「閲覧者に役立つ情報」であることです。
その上で、掲載する文章や画像がなるべく用意しやすいものを選びましょう。
代表的な更新コンテンツとしては、「セール・イベント告知」や「新商品・サービス案内」、他にも以下のようなものがよく見られます。
例 | 定期的に更新するコンテンツの内容 | 実施している業種 |
---|---|---|
今月の一押しメニュー・プラン | その月の一押しメニューやプランをピックアップしておススメポイントなどを詳しく紹介 | 飲食店・宿泊施設 |
施工事例・製品事例 | 施工した建物や製造した製品の事例を写真付で紹介 | 建築業・製造業 |
お客さまの声 | お客さまが記入したアンケートを掲載 | サービス業など |
○○通信 | 自社で発行しているオリジナルの広報誌を毎月掲載 | 医療・福祉業、士業 |
3-2.更新する場所を決める
上で紹介したような定期的に更新するコンテンツは、独立したページを設けておくと良いでしょう。
「このページの一番上に新しい情報を追加する」など、編集すべき場所を具体的に決めておくことで、習慣付けがしやすくなります。
トップページの「新着情報」で、更新日・更新内容をお知らせすることも忘れないようにしましょう。
3-3.更新ルールを決める
アクセス数を増やすには月に2回以上更新することがおすすめですが、継続が何より重要。
無理のない範囲で更新頻度を決めましょう。
頻度が決まったら、「毎月第1週目と第3週目の月曜日」というように更新日を設定し、さらにいつまでに掲載する文章や画像を用意するかも決めておきましょう。
また、経営者自身が行ったり1人の担当者に任せたりすると、負担が大きくなり更新が滞ってしまいがち。
更新頻度を高めるには、会社全体で取り組むことが秘訣です。
複数人で担当する場合は、持ち回りの順番や公開前にチェックを行うなどのルールを決め、計画どおりにきちんと行われているかチェックすることも必要です。
常に新しい情報を発信していれば、ユーザーがホームページを訪れる回数が自然に増えます。
更新頻度を高め、いつ見ても新鮮なホームページ作りを目指しましょう。