Google検索結果の仕組みとは?表示の決まり方やポイントを解説①~検索エンジンとは?~
「Googleの検索結果で上位表示させたいけど仕組みがわからない」
「検索エンジンの表示や種類を理解してSEO対策に活かしたい」
ホームページの運営において、SEO対策は売上や集客にも繋がる重要な要素といえます。
そのSEO対策の中で忘れてはいけないのが、検索エンジンの仕組みを理解することです。
今回は、検索エンジンシェア率No.1を誇るGoogleの検索結果について解説します。
検索結果の仕組みを理解して、効果的にホームページを上位表示させていきましょう。
1.検索エンジンとは?
検索エンジンとは、ユーザーが検索窓に入力したキーワードをもとに、世界中のホームページから関連性の高い情報を持っているページを探し出してくれるプログラムです。
探し出した関連性の高い情報は検索結果に表示されます。
世界中のホームページの情報はデータベースへ収納されており、本棚と本のように見えることから、Googleは自身の検索エンジンについて「世界最大の図書館」と表現しています。
検索エンジンに入力したキーワードに対して、最適な情報を提示しているホームページか評価してもらうのがSEO対策です。
1-1.検索エンジンの役割は最適な情報提供
検索エンジンの役割・目的を一言で表すと、「ユーザーに最適な情報をスピーディーに提供をする」です。
ユーザーが打ち込むキーワードは短く、中には意図がわかりにくいものまであります。
もし、検索エンジンが最適な情報を提供していなければ、ユーザーは膨大な量のページから知りたい情報を探さなくてはいけません。
そのために、検索エンジンではキーワードの検索結果に順位を設けています。
順位が高いページは、ユーザーの悩み・知りたい情報が詰まっていると検索エンジンが評価した、と考えていいでしょう。
「天気」と調べると、あなたの住んでいる地域の天気が表示されるのは、まさに検索エンジンがユーザーのニーズに答えている証拠といえます。
1-2.有名な検索エンジンとシェア率
日本で有名な検索エンジンといえば、Google・Yahoo!・Bingの3つです。
この3つの検索エンジンのシェア率は以下のようになっています。
PCユーザーの検索エンジンシェア率
検索エンジン | Yahoo! | Bing | |
シェア率 | 72.31% | 10.07% | 16.54% |
参考URL:https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share/desktop/japan/#monthly-202203-202303
モバイルユーザーの検索エンジンシェア率
検索エンジン | Yahoo! | Bing | |
シェア率 | 80.69% | 17.77% | 0.47% |
参考URL:https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share/mobile/japan/#monthly-202203-202303
日本だけではなく、海外でも検索エンジンのシェア率はGoogleが圧倒的です。
また、YahooはGoogleの検索技術を利用しているため、実質Googleの検索エンジンがシェアを独占しているといっても過言ではないでしょう。
そのため、SEO対策はGoogleの検索結果に影響があるように施策するのが、効果が出やすいコツといえます。
本記事でも、検索エンジンと表現している部分はGoogleのことを指していると捉えてください。
参考URL:https://japan.googleblog.com/2010/07/yahoo-japan.html
2.Google検索結果はどのように決まるのか
Google検索結果の決定は主に以下の3つの要素で構成されています。
- クロールで情報の取得
- インデックスへの登録
- 検索結果の表示
では、それぞれがどのような仕組みなのか見ていきましょう。
2-1.クロールで情報の取得
まず、ホームページの情報はクロールと呼ばれるプログラムによって取得されます。
クロールは、クローラーと呼ばれる巡回ロボットが該当するページの情報を読み取る作業です。
クローラーがホームページに訪れると、ホームページ内のリンクから新たなページへ移動・巡回し、情報を読み取っていくのが一連の流れとなります。
クローラーは毎年1兆を超えるページを絶え間なく巡回しているため、新しく作成されたホームページ及びページはすぐに発見されません。
そのため、ホームページ内をうまくクロールして情報を取得してもらえるように、専用のツールを使うのがおすすめです。
2-2.インデックスで登録
インデックスは、クローラーがホームページ内を巡回した際に得た情報をGoogleのデータベースに登録する作業です。
インデックスは、
- キーワード
- 情報の信頼性
- 情報の網羅性
- 情報の鮮度
など、ユーザーが知りたい情報と関連性が高いかを判断し、適切なデータベースへと収納されます。
つまり、ユーザーが検索エンジンで入力したキーワードの検索結果は、全てデータベースにインデックスされた情報が表示されているということです。
逆に、インデックスされていなければ、正しい情報や信頼性・権威性のある内容だとしても、検索結果には一切表示されません。
最近のGoogleのアルゴリズムは厳しくなりつつあり、
- URLが異なるだけで重複した内容のコンテンツ
- 内容の質が低い
- 故意に被リンクを増やしたと判断されたページ
上記のようなページは、いつまで経ってもインデックスされないケースが多くなりました。
このことから、クローラーも大切ですが、いかにインデックスされるかも同じくらいに重要かわかるはずです。
2-3.検索結果の表示
クロール・インデックスの作業が終わると、該当ページを検索結果にどう表示していくか決定する作業です。
Google検索結果の順位は、200種類以上あるアルゴリズムをもとに決められています。
全てのアルゴリズムについて詳細は公表されておりませんが、ユーザーが満足できるのかという点は非常に重要です。
常にユーザーファーストを意識したホームページを作っていくことこそが、SEO対策の近道となるでしょう。
ここまで、Googleの仕組みや、検索結果の表示はどのように決まるのか、確認してまいりました。
それでは次の記事では、実際にGoogle検索結果で上位表示されるためのポイントについて、解説します。
参考:Google検索結果の仕組みとは?表示の決まり方やポイントを解説②~上位表示されるためのポイント~