古いサイトの見直しチェックリスト②~見直しのポイント
前回の記事では公開してから時間が経過した古いサイトについて、抱えるリスクや問題点についてご紹介しました。
前記事:古いサイトの見直しチェックリスト①~古いサイトに潜む問題点
本記事では、さらにその見直しのポイントについて、
- デザインとユーザビリティ
- コンテンツとSEO
の観点から具体的なポイントを解説してまいります。
ぜひご自身のホームページと照らし合わせて確認してみてください。

1.デザインとユーザビリティの見直しポイント

古いサイトのリニューアルを検討する際、デザインとユーザビリティは最も重要な見直しポイントとなります。
訪問者が使いやすいホームページになっているか、あらためて確認しましょう。
デザインが古いだけで企業イメージが低下したり、使いにくさから顧客を逃がしたりしてしまうこともありえます。
ここでは具体的なチェック項目を見ていきましょう。
1-1.スマートフォン表示の最適化
古いサイトの中には、スマートフォンで見ると文字が小さすぎたり、ボタンが押しにくかったりするものが少なくありません。
スマートフォンでの表示を確認することは、サイトの見直しで最優先すべき項目です。
チェックすべきポイントを表にまとめました。
以下の項目を実際にスマートフォンでご自身のサイトを確認してみてください。

| チェック項目 | 良い例 | 改善が必要な状態 |
|---|---|---|
| 文字サイズ | 拡大せずに読めるか | ピンチ操作が必要になる |
| ボタンの大きさ | 指で押しやすいか | タップしにくい、誤タップが起きる |
| 画像の表示 | 適切なサイズで表示されるか | はみ出る、読み込みが遅い |
| フォーム入力 | 入力しやすいか | 入力欄が小さい、送信できない |
特に注意したいのが、横スクロールが発生してしまうサイトです。
スマートフォンでは縦方向のスクロールが基本となるため、横スクロールが必要なデザインは大きなストレスとなります。
レスポンシブデザインに対応していてもコンテンツの作り方次第ではこの問題が起きることもありますので、注意が必要です。
1-2.デザイントレンドとの比較
Webデザインには流行があり、数年前に作成したサイトは古く感じられることがあります。
デザインが古いと感じられると、「掲載されている情報も古いのではないか?」と訪問者に不安を与えてしまいかねません。
この機会に、競合他社のサイトや業界のトレンドと比較してみましょう。
最近のWebデザインの特徴としては、以下のような傾向があります。
- シンプルで余白を活かしたデザイン
- 大きな写真やイラストの使用
- はっきりとした色使い
- 読みやすいフォントサイズ
などが主流です。

一方で古く見えやすいデザインには、
- 情報を詰め込みすぎたレイアウト
- 小さな文字サイズ
- 多色且つ派手なグラデーションを多用した装飾
などが挙げられます。
| 比較項目 | 最新トレンド | 古く見えるデザイン |
|---|---|---|
| レイアウト | 余白を活かしたシンプルな構成 | 情報を詰め込んだ密なデザイン |
| 色使い | はっきりとした配色、1~3色 | 多色使い、派手なグラデーション |
| フォント | 見出しは大きく、本文は読みやすく | 全体的に小さい文字サイズ |
| 画像 | 高品質で大きな画像 | 小さい画像、画質の低い写真 |
| 動き | スクロールに合わせた自然な動き | 自動で動くバナー |
ただし、最新のデザインが必ずしも良いわけではありません。
デザインはターゲットとする顧客層や業界の特性に合わせることが大切です。
ホームページの見直しを検討する際は、自社のブランドイメージに合ったデザインを選びましょう。
1-3.ユーザー導線の改善余地
訪問者がサイト内でスムーズに目的の情報にたどり着けるかどうかは、ホームページの成果を大きく左右します。
ユーザー導線の良し悪しは、問い合わせや購入といった成果に直結する重要な要素です。
古いサイトでは、この導線設計が現在のユーザー行動に合っていないケースが多く見られます。
まず確認すべきは、トップページから主要なコンテンツまで何クリックでたどり着けるかという点です。
理想的には3クリック以内、多くても4クリック以内で目的のページに到達できることが望ましいとされています。
メニュー構造が複雑すぎたり、階層が深すぎたりすると、訪問者は途中で離脱してしまいます。

次に、問い合わせや資料請求などの行動を起こしやすい配置になっているかを確認しましょう。
電話番号やお問い合わせボタンは、ページのどこからでも見つけやすい位置にあるべきです。
古いデザインでは、これらの重要な要素がページの下部にしか配置されていないことがあります。
| チェック項目 | 確認ポイント | 改善が必要な状態 |
|---|---|---|
| メニューの分かりやすさ | カテゴリ名が明確で探しやすい | 専門用語ばかりで意味が分からない |
| 問い合わせ導線 | 各ページ各箇所に問い合わせボタンがある | 最後まで読まないとボタンが見えない |
| 関連ページへのリンク | 適切な場所に関連情報へのリンク | 他のページへの導線がない |
実際にサイトを使ってみて、どこで迷うか、どこで離脱したくなるかを体験することが重要です。
可能であれば、社内の他の部署の方や、実際の顧客に使ってもらい、感想を聞いてみることをおすすめします。
ホームページ改善を検討する際は、このユーザー導線の改善を重点項目として考えましょう。
2.コンテンツとSEOの見直しポイント

古いサイトでは、情報が古くなったり、SEO対策が時代に合わなくなったりしていることがよくあります。
コンテンツとSEOの状態をしっかりチェックして改善することで、検索結果での順位向上やユーザー満足度の向上が期待できるでしょう。
ここでは、具体的な見直しポイントを解説します。
2-1.古い情報や不要なページの整理
サイト内には、何年も前に公開したまま放置されているページがあるかもしれません。
古い商品情報、終了したキャンペーン、過去のお知らせなど、現在では不要になった情報はユーザーに混乱を与えてしまいます。
サイト全体を見直して、不要なページを削除または更新しましょう。
また、情報が古いままのページは検索エンジンからの評価を下げる原因にもなります。
特に会社概要、サービス内容、料金表などの重要なページは最新の情報に更新してください。
古い情報を残しておくと、信頼性が低いサイトと判断されてしまう可能性があります。
| 見直し対象 | 確認ポイント | 対応方法 |
|---|---|---|
| お知らせ・ニュース | 3年以上前の記事 | 削除またはアーカイブ化 |
| 製品・サービス情報 | 終了した商品の掲載 | 削除または「販売終了」と明記 |
| 会社情報 | 住所・電話番号・代表者名 | 最新情報に更新 |
| 料金表 | 価格改定の反映 | 現在の価格に修正 |
2-2.検索順位とアクセス解析データの分析
Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールを使って、サイトの現状を数値で把握しましょう。
どのページにアクセスが集まっているのか、どのキーワードで検索されているのかを確認することで、改善すべきポイントが見えてきます。
検索順位が下がっているページや、アクセス数が減少しているページは優先的に改善が必要です。
競合サイトと比較して、自社サイトに足りない情報やコンテンツがないかチェックすることも大切です。
また、離脱率が高いページは、ユーザーが求める情報が不足している可能性があります。

検索順位を確認する際は、Googleサーチコンソールを活用すると便利です。
どのキーワードで何位に表示されているか、クリック率はどれくらいかなど、詳細なデータを確認できます。
これらのデータをもとに、タイトルやディスクリプション、見出しを改善していきましょう。
参考:Googleサーチコンソールの使い方
ホームページ公開後のおすすめ作業
当システムのアクセス解析の使い方や活用方法は下記記事を参照ください。
参考:ホームページ改善にアクセス解析機能を活用しよう
アクセス解析を活用してホームページを改善しよう
2-3.コンテンツの鮮度と更新頻度
検索エンジンは、定期的に更新されているサイトを高く評価する傾向があります。
新しい情報を追加したり、既存の記事を最新の内容に書き換えたりすることで、サイト全体の鮮度を保つことができます。
定期的に、更新が滞っているページがないか確認しましょう。
ブログやお知らせコーナーを設けて、定期的に情報を発信することもおすすめです。
業界の最新情報、お客様の声、活用事例などを紹介することで、ユーザーにとって価値のあるサイトになります。

ただし、ただ更新するだけでなく、ユーザーが求める質の高い情報を提供することが重要です。
①リンク切れの確認と修正
古いサイトでよくある問題が、リンク切れです。
リンク先のページが削除されていたり、URLが変更されていたりすると、ユーザーはエラーページにたどり着いてしまいます。
これは、ユーザー体験を損なうだけでなく、SEO評価にも悪影響を与えます。
サイト内のリンクだけでなく、外部サイトへのリンクも確認しましょう。
リンクチェックツールを使えば、サイト全体のリンク切れを効率的に見つけることができます。
見つけたリンク切れは、正しいURLに修正するか、リンク自体を削除してください。
②画像や動画の最適化
古いサイトでは、画像のファイルサイズが大きすぎて、ページの表示速度が遅くなっていることがあります。
ページの読み込みが遅いと、ユーザーは待ちきれずに離脱してしまいます。
画像は適切なサイズに圧縮して、表示速度を改善しましょう。
また、画像には必ずalt属性(代替テキスト)を設定してください。
alt属性は検索エンジンが画像の内容を理解するために重要で、SEO対策としても効果があります。

動画を掲載している場合は、動画の説明文やタイトルも最適化しましょう。
スマートフォンでも快適に視聴できるよう、ファイル形式や配置にも配慮が必要です。
ここまで、古いサイトの具体的な見直しポイントを解説してきました。
ご自身のホームページと照らし合わせて、改善が必要な箇所はありましたでしょうか。
次記事では、改善が必要なホームページについて、どのようなステップを踏んで改善を進めていくのか、その判断基準と進め方についてご紹介します。
次記事:古いサイトの見直しチェックリスト③~具体的な進め方と行動計画
