ディスクリプションとは?②書き方のポイントを押さえてSEO効果を高めよう

検索結果に表示される「ディスクリプション(description)」について、今回は具体的なディスクリプションの書き方のポイントや注意点について解説します。
すでにディスクリプションを設定されている方も、再検討するタイミングなども併せて解説しておりますので、ぜひご参考になさってください。

なお、「ディスクリプションって何?」という方向けに、前記事でディスクリプションの基礎知識等を解説しております。
こちらも併せてご確認ください。

参考:ディスクリプションとは?①基礎知識の解説、設定を確認しよう

1.ディスクリプションの書き方のポイント

それでは、実際にディスクリプションの文章を考える際のポイントについて解説します。
これらのポイントを押さえて、閲覧者にわかりやすいディスクリプションを設定しましょう。

ページの内容を簡潔にまとめる

ディスクリプションは、ページの要約になるため、簡潔にまとめる必要があります。
あまり長い文章でまとめてしまうと、後半部分が「・・・」で省略されてしまう可能性が高いです。

そのため、簡潔にまとめながら、特に文章の前半にページの重要な部分を説明するように意識しましょう。

対策キーワードを挿入する

ディスクリプションに対策キーワードを挿入すると、そのキーワードで検索された際、検索結果に太字で表示されます。
その結果、視認性が上がり、ユーザーにクリックしてもらいやすくなるでしょう。

ただし、あまり多くのキーワードを挿入すると、不自然な文章になってしまいます。
あくまでディスクリプションはページの要約なので、必要最低限の対策キーワードを挿入するようにしてください。

ターゲットに刺さる文章を考える

ターゲットに対して「これはあなたのような方が読むべきページですよ」と訴求できれば、クリック率は高くなるはずです。
そのため、ターゲットに刺さるような文章をディスクリプションで用いるようにしましょう。

例えば、

  • ◯◯が知りたい人は必見です。
  • ◯◯をどのように利用していきたいか悩んでいる人はチェックしてください。

といったように、悩みを持つターゲットの特徴をあげて、クリックを促してあげるのもいいかもしれません。

2.ディスクリプションを書く際の注意点

ディスクリプションが反映されない場合

ディスクリプションを設定しているにも関わらず、検索結果に反映されない場合もあります。
反映されない理由は主に以下の2つです。

  • 更新から反映までに時間がかかっている
  • Googleに不適切な内容だと認識された

ディスクリプションを作成しても、すぐに更新されるというわけではなく、反映までには時間がかかります。
そのため、まずは時間をおいて改めて表示されるか確認してみましょう。

特に、ホームページを開設した当初は、ページのインデックス(検索エンジンにページが登録されること)に時間がかかるため、反映が遅れる可能性が高いです。

最後のGoogleに不適切だと認識された場合ですが、ページと関係のない内容を記載している可能性があります。
キーワードを意識するあまり不自然な文章になっている場合も同様です。
この場合は、ページの内容に合った要約・概要を改めて記載するようにしましょう。

ディスクリプションが反映される時間

ディスクリプションが反映される時間は、クローラーの巡回頻度によります。

更新頻度が高いホームページなら、数日以内にクローラーが巡回してくれるので、反映も早くなるでしょう。
一方、初めて開設したホームページや階層が深いページの場合は、数ヶ月かかる場合もあります。

反映時間を短縮したいのなら、Googleサーチコンソールなどのツールでクロールしてもらえるよう申請しましょう。

参考:Googleサーチコンソールの使い方

ディスクリプションに適切な文字数

デバイスごとに表示されるディスクリプションの文字数制限があります。
パソコンなら120文字程度、スマホなら70文字程度です。

わざわざパソコン・スマホそれぞれにディスクリプションを用意するのは手間が増えてしまいます。
そのため、可能な限り70文字以内に記事の要約をして、補足事項を残りの文字数で説明すると、納まりがよくなるでしょう。

3.ディスクリプションの最適化を検討するタイミングとは

一度設定したディスクリプションでも、ホームページを運営していく中で変更をしなければならないタイミングがあります。
ディスクリプションの再検討をするタイミングは、主に下記の3つの場合です。

記事のリライトをしたタイミング

何かについて書かれた記事は、検索順位の変動や情報の更新によってリライトを迫られる場合があります。
リライトをする際、コンテンツを追加するだけなら、ディスクリプションの変更をしなくてもいいケースもあるでしょう。

ただし、大幅な内容変更やタイトルを変えるとなった場合、そのままのディスクリプションでは説明に矛盾が発生します。

順序としては、リライトが終わったタイミングで、ディスクリプションとの整合性が取れるか確認するのが良いでしょう。

Google側に概要を書き換えられたタイミング

ディスクリプションをGoogle側で書き換えられてしまった場合にも、最適化を検討しなくてはいけません。
なぜなら、今まで記述していたディスクリプションでは、Googleが適切ではないと判断しているからです。

自動で抽出されたディスクリプションが自然かつターゲットユーザーに響くものなら変更する必要はありません。
しかし、あまり好ましくないようであれば、新たにディスクリプションを考える必要があります。

クリック率に影響するからこそ、適切な要約で表示されるように対策をしていきましょう。

Googleのアップデートが入ったタイミング

Googleの検索アルゴリズムは定期的にアップデートされ、中には検索結果の仕様が変更されることも珍しくありません。
もし、ディスクリプションの表示文字数に関するアップデートが行われた場合、新情報に合わせて最適化する必要があります。

強調スニペットや動画、Googleマップとの連携など、検索結果は常に進化を続けています。

それに合わせて、ディスクリプションの表示文字数が変更されるケースもないわけではないので、アップデートは常にチェックしておきましょう。

4.ディスクリプションは「ユーザーのために」設定する

ディスクリプションは、ユーザーのために設定することを考える必要があります。

これまでの解説で、ディスクリプションは直接的なSEOの評価に関与しないことをお伝えしました。
SEOに関与しないのであれば、なぜ必要なのでしょうか。それはユーザーがページの内容を把握しやすくするためです。

Googleの検索エンジンが常に進化を続ける根底には、ユーザーファーストの指針が掲げられています。
ユーザーが使いやすい検索エンジンとは何か、という点にこだわった結果、SEOに影響をしなくても要約を記載する今の形が残っているのです。

であれば、ユーザーのために設定するという考え方はごく自然なことでしょう。

また、ユーザーがクリックをするページというのは、ユーザーが抱えている悩みを解決してくれるコンテンツである可能性があります。
そう考えると、「この記事はあなたのために書いた記事で、悩みを解決できます。」というアピールをしなくては、ユーザーファーストとはいえません。

また、Googleの自然要約が洗練されていないからこそ、自身で設定し、適切な内容を届けてあげる必要があります。
ぜひ、ディスクリプションはユーザーのために設定するという意識を忘れないようにしてください。

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