初めてでもできる!SEO対策入門講座③~重要ポイント7選とMEO

前回、前々回と、SEOの基本的な知識や考え方についてご紹介してまいりました。

「初めてでもできる!SEO対策入門講座」第3回目の今回は「初めてでもできる!SEO対策入門講座③~重要ポイント7選とMEO」として、具体的な実践ポイントを解説します。

1.SEO対策における重要ポイント7選

それでは、SEO対策とその考え方がわかったところで、具体的なSEO対策における重要ポイントを7個厳選してご紹介します。

  1. 適切なキーワード選定を行う
  2. タイトル・ディスクリプションを設定する
  3. 適切なパーマリンクを設定する
  4. 重複コンテンツを避ける
  5. 内部リンクを適切に設置する
  6. パンくずリストを設置する
  7. 被リンク対策を行う

1.適切なキーワード選定を行う

1つ目のポイントは、適切なキーワード選定を行うことです。
キーワードとは「検索する人が検索窓に入力する単語」です。

まずは、ホームページ全体で狙う「ビッグキーワード」を選定します。

たとえば、オンライン英会話に関係するホームページを運営する場合は、そのまま「オンライン英会話」を狙うキーワードとすれば良いでしょう。
他にも、リラクゼーションサロンのホームページであれば、「リラクゼーション」などがビッグキーワードとして挙げられます。

こういったビッグキーワードを予め決めておくことで、ホームページ全体の方向性が定まり、必要なコンテンツ・不要なコンテンツの選別ができるようになります。

Googleは、1つの情報に特化したページを上位表示させる傾向にあるため、適切なキーワード選定を行い、専門性や独自性を発揮できる領域で戦うことが重要です。

貴社の専門分野の情報をホームページで発信することで、前回の記事でご説明したSEO対策の基本的な考え方、「E-A-T」(専門性、権威性、信頼性)を高めることができ、選定したキーワードでの貴社のホームページが価値あるものと評価されます!

よくあるご質問:キーワードはいろんなものをたくさん盛り込んだ方がいい?

カスタマーサービスにいただくご質問で、「ページ内/ホームページ全体に、いろんなキーワードを記載すれば、それぞれのキーワードで検索に引っ掛かるようになるの?」とご質問をいただきます。

先にご説明した通り、Googleは1つの情報に特化したページを上位表示させる傾向にあるため、全く関係のないキーワードを散りばめてホームページを作ったとしても、検索に表示されるようになるとは限りません。

むしろ、本当に表示してほしいキーワードで表示されなくなってしまう可能性すらあります。

ユーザーファーストという観点からも、これはあまりおすすめしない手法です。

例えば、歯痛で悩む方が、診療をしてほしくて近くの歯科医院を検索したとします。
ホームページを見た際に、どちらのホームページが検索した人にとって必要な情報が書かれたホームページでしょうか。

A)先生の趣味のバイクのことばかりが書かれた歯科医院のホームページ
B)歯の治療について専門的かつ先進性のある治療法について書かれたページが存在する歯科医院のホームページ

後者の方が検索した人にとっては必要な情報ですね。

もしかすると前者のホームページは、そもそも検索エンジンに「バイクについてのホームページである」と認識されてしまう可能性があります。
そうなると「バイクについてのホームページは歯科医院で治療を受けたい人にとって有益ではない」と評価されてしまい、本来表示してほしい「歯科医院」では検索結果に表示されなくなってしまう危険性すらあります。

こう考えると、ひとつのホームページ全体でひとつのキーワード・テーマを設定し、それに関連するその他専門性の高いページをそれぞれ作成する方が良いと考えられます。

例えばこんなページを作る:
歯を削らない治療を希望している人のために=「歯を削らない治療法」のページ
地元で歯科医院を探している人のために=「歯科医院の所在地」のページ  など

2.タイトル・ディスクリプションを設定する

2つ目は、ページごとに適切なタイトル(title)・ディスクリプション(description)を設定することです。

ページタイトルは、ブラウザのタブや検索結果に表示され、そのページの内容をユーザー・検索エンジンに伝えるうえで重要な役割を果たしています。
狙いたいキーワードを含めつつ、端的で分かりやすいページタイトルを付けましょう。

次に、ディスクリプションの設定をします。
ディスクリプションとは、検索結果に表示されるページの説明文です。

スマートフォンとPCでは表示される文字数が異なるため、ディスクリプションを設定する際は、スマートフォンの検索結果で全て表示させたければ50~70文字前後で、PCであれば約120文字前後で、そのページの要約文とし、ユーザーが思わずクリックしたくなるような文言を入れる工夫をしましょう。

検索する人は、検索結果に表示されるタイトルとディスクリプションの内容によって、ページを読むかどうかを判断するため、ページのクリック率を高める上でこれらは非常に重要です。

当システムで設定するには、下記のサポートサイトをご確認ください。

参考:サポートサイト|ページ編集 – ページ設定 – SEO対策

3.適切なページURLを設定する

3つ目は、適切なページごとのURLを設定することです。
以下3つのポイントに気をつけて設定しましょう。

  • 日本語は含めないことが望ましい
  • 長過ぎるURLは設定しない
  • 「アンダーバー」ではなく「ハイフン」を使用する

2020年12月時点では、URLに日本語を含めると、日本語として認識されず、「%%55@@32%」のような文字列として表示されてしまいます。

これでは、検索エンジンに対してどのようなページであるかを伝えることができず、SEO対策としてプラスにはなりません。
従って、URLを設定する際は、必ずローマ字もしくは英語を使用し、最大でも3語程度に留めるようにしましょう。

当システムでは、新しくページを追加するときに設定できるほか、いつでもページのURLは自由に変更いただけます。

参考:サポートサイト|ページ編集 – ページ追加

4.重複コンテンツを避ける

4つ目のポイントは、重複コンテンツを避けることです。

重複コンテンツは、同じホームページ内で、同様のキーワードを狙ってコンテンツを制作してしまった場合に起こってしまう可能性が高いです。
本来は別々のキーワードで狙って制作したはずのページが、重複コンテンツと判断されてしまうと、2ページ分のSEO効果が、1ページに集約してしまうことになり、SEOにとっては良くありません。

重複コンテンツを回避するためには、必ず「1ページ1キーワード」を徹底し、ユーザーニーズがまったく同じであるようなキーワードは除外するように気をつけましょう。

5.内部リンクを適切に設置する

5つ目のポイントは、内部リンクを適切に設置することです。
内部リンクとは、ホームページ内でのリンク(同一URL内でのリンク)のことを言います。

検索エンジンは、内部リンクが集約しているページの評価を高める傾向にあるため、上位表示させるためには、内部リンクの存在が欠かせません。
しかし、むやみやたらに内部リンクを設置しまくればいいというわけではなく、検索エンジンは「内部リンクの質と関連性」も判断しています。

たとえば、富士山についての内容で作成したページから、野菜の作り方に関するページに内部リンクを設置した場合、それらはお互いにまったく関連性のないページとみなされてしまうでしょう。

このように、むやみに内部リンクを設置するのではなく、必ず関連性の高いページにのみ設置することが重要です。

当システムでも、文章や画像から簡単にリンクを設置できます。
詳しくはサポートサイトをご参照ください。

参考:サポートサイト|コンテンツ編集 – リンク設定方法

6.パンくずリストを設置する

6つ目のポイントは、パンくずリストを設置することです。

パンくずリストとは、ホームページの閲覧者・検索エンジンに対して、今どこのページにいるのかを伝えるため、内部リンクを横1列に並べたもので、ホームページの構造を明確にする上で役立ちます。

ホームページが3階層以上ある場合は、設置を検討しましょう(※上記の例の場合、会社案内ページはホームの下にあるので第2階層になります)。

パンくずリストは、ユーザーに分かりやすいよう通常ページの上部に設置します。
当システムではボタンひとつで簡単にオンオフが設定でき、階層も自動で判定して表示してくれます。
まだご利用でない方はぜひ設定ください。

参照:サポートサイト|ページ編集 – ページ設定 – ホームページ共通設定(※トップページの設定からのみ)

7.被リンク対策を行う

最後に、被リンク対策を行うことが重要です。
被リンクとは「別のホームページから自社のホームページへのリンク設置」です。

Googleが掲げる10の事実でも解説されていたように、Googleは、被リンクが集まっているページを「検索した人のニーズを満たしたページ」として判断します。
有益なページだからこそ、他のホームページから言及されてリンクが設置されている、という考え方ですね。

被リンクを集める方法は複数ありますが、まずはユーザーファーストで渾身のページを作成することを念頭に、SNS等でも積極的に発信してみましょう。

SNSでの発信を繰り返すことで、次第に多くのユーザーの目に留まるようになり、有益なページであると認められれば、自然とホームページに対してリンクを設置してもらえる可能性も高まります。

被リンク対策として注意したいのが、被リンクを購入したり意図的にリンクを設置したりはしないことです。
検索順位を上げることを目的に恣意的に設置されたリンクは、Googleからペナルティを受ける可能性があるため、絶対に避けましょう。

有益なページを作成し、それを拡散することで、自然に被リンクが発生する状態を作ることが重要なのです。

2.SEOとMEO

MEOとは「Map Engine Optimization」の略で、Google マップ検索エンジン最適化を指した言葉です。
Googleの検索エンジン全体の最適化を図るSEOとは、対策する対象がGoogle マップに限定されるという点で異なります。

近年、スマホユーザーの増加とともに使用率が上がったのがGoogle マップです。
ユーザーはGoogle マップを使い目的の飲食店や美容院を探す機会が増えています。

飲食店や美容室など、実店舗ビジネスを行っている企業は、Google マップ検索エンジン最適化を実施する恩恵が大きいでしょう。
ぜひMEOについてもご検討ください。

MEOの詳細はこちらで解説しております。ぜひご参照ください。

参考:ホームページ活用講座|MEO対策(ローカルSEO)のメリットと実施方法

3.SEO対策は「継続は力なり」

SEO対策は実行して、すぐに効果が見えるというものではありません。

例えば、SEO対策もしっかりと準備し、新しいURLでホームページを公開したとします。
そのホームページが検索エンジンに反映され、評価・結果が見えるようになるまでどのくらいの期間がかかるかご存じでしょうか?

結論から申し上げますと、最短でも3カ月と言われています。
またアクセス数の増加傾向時期なども含めると、半年はかかると言われています。
(※必ずしも3カ月というわけではありませんが概ねこのぐらいの期間を要します)

弊社のお客様からも「先月ホームページを公開したけど全然検索に引っかからない」とお問い合わせを頂戴することがあります。

確かに、これまで運用していた実績のあるURLでリニューアル公開したホームページであれば、以前運用していたホームページからそのURLが持つ評価を引き継いで、検索などにもすぐに引っかかるようになります。

ですが、新規のURLで公開し運用し始めた場合は、新しいホームページが検索エンジンに認識されるようになるまでは数週間~1ヶ月ほどかかると言われています。

そこから検索エンジンがページの評価を開始し、効果が見えるようになるのは最短でも3カ月前後と言われているため、公開して「すぐに検索に引っかからない」というのは、”検索エンジンのシステム上そうなっている”とお答えすることが多いです。

ホームページ運用は早期的効果でなく、長期的に育てる大器晩成型の運用です。
「継続は力なり」という言葉がホームページ運用やSEO対策においては最も重要な考え方となります。
ぜひ当システムで継続的にホームページを運用・更新していただき、ホームページを充実化させていきましょう。

4.まとめ

これまで3回にわたり、SEO対策の基礎知識から実践ポイントまでご紹介してまいりました。
ぜひ本記事をご参考いただき、自社ホームページに活かしていただければ幸いです。

「SEOって何?」という方にはこちらの前回記事で分かりやすく説明しております。
ぜひご参照ください。

参考:初めてでもできる!SEO対策入門講座①~SEO(SEO対策)って何?

SEOのポイントを学ぶ前に、SEOの基本的な考え方を知ることで、より深く学ぶことができます。

参考:初めてでもできる!SEO対策入門講座②~SEOの基本的な考え方と現在のトレンド

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