成果を生み出すホームページへのリニューアルのポイント①~ホームページの重要性

「ホームページを作って結構年数が経っているけど、そろそろリニューアルした方がいいのかな?」

ホームページを公開してからある程度の年数が経ってくると、漠然とこのようなことが気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、実際はリニューアルする必要があるのか、リニューアルするにあたって気を付けるべきことは何なのか、わからないという方も多いと思われます。

今回はホームページのリニューアルに関して、リニューアルを検討すべきタイミングと確認しておきたいポイントなどをまとめました。
自社のホームページはリニューアルする必要があるのか、リニューアルするときにどんなことに気を付ければいいのか、ご参考になれば幸いです。

1.ホームページの影響力

ホームページはリニューアルをする必要があるのか判断するために、まずはホームページの重要性やホームページがどの程度影響力があるのか、確認していきましょう。

1-1.ホームページは重要な情報発信ツール

「企業に求めるコミュニケーション・情報発信の方法」を調査したアンケートでは、「あなたは普段どのような手段(方法)で、企業(サービス・ブランドを含む)の情報を受け取りたいですか」という質問に対して、最も多い41%の人が「公式Webサイト(ホームページ)」と回答しました。
次いで32%の人が「企業からのメールマガジン」を選択。SNSやLINEは20%未満にとどまっています。

あなたは普段どのような手段(方法)で、
企業(サービス・ブランドを含む)の情報を受け取りたいですか ※複数回答可

また、2025年卒業予定学生を対象に、採用ホームページの閲覧状況を調査した結果では、93.4%の人がコーポレートサイトに目を通したことがわかりました。

2025年新卒のコーポレートサイト閲覧度合い

コーポレートサイトは、サービスの検討者や求職者からも閲覧される重要な情報発信ツールであることがわかります。

1-2.データが語る”古いサイト”の影響

ホームページはただ持っているだけではその効果を十分に発することはできません。

例えば、企業や店舗のホームページの充実度についてのアンケート調査では、7割以上(75.8%)が、企業や店舗のホームページが充実していると「信頼度が上がる」と回答しています。

また、求職者へのホームページのデザインや情報が古いことによる志望度への影響を調査した結果では、9割近くが関心や「志望度が下がる」と回答(計88.1%)しています。

Q.企業や店舗のホームページが充実していると信頼度が上がると感じますか?

出典:株式会社NEXERと株式会社くまwebによる調査「企業や店舗のホームページに関する調査(2025年)」を加工
引用元URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001552.000044800.html
株式会社くまweb:https://kumaweb-d.com/

Q.ホームページのデザインや情報が古いことによる志望度への影響はありますか?

出典:株式会社キャリタス「2025年卒採用ホームページに関する調査」を加工
https://www.career-tasu.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/07/202307_hpchosa.pdf

このことから、ホームページの情報は常に最新の状態に充実させることが重要であることがわかります。

1-3.なぜ、今リニューアルが必要なのか

BtoB企業のサイトリニューアルに関する実態調査では、約8割の企業がコロナ禍以降にサイトリニューアルを実施していることがわかりました。

Q.お勤め先においてコロナ禍以降(2020年以降)に
サイトをリニューアルした経験はありますか?

出典:株式会社イノーバ「BtoB企業のサイトリニューアルに関する実態調査」を加工
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000054994.html

リニューアルの理由については「製品・サービスの変化を反映するため」が最多の55.6%となりました。

時代やニーズの変化に対応してホームページをリニューアルすることは、企業としてまさに「戦略的必然」であると言えるでしょう。

2.ホームページリニューアルのメリット

では実際にホームページをリニューアルすることで得られるメリットとは何でしょうか?
具体的には以下の3つに大別できます。

2-1.企業のブランディングや信頼性、イメージの向上

ホームページは企業の顔であり、第一印象を左右する重要な要素です。

ホームページをリニューアルすることで、見た目や使いやすさの最適化を図ることができ、ブランドイメージの向上につながります。
閲覧者にホームページで好印象を与えるには、時代に合ったデザイン性やこだわりを持って運営している印象を与えることが大切です。

洗練されたデザインは「安心感」を与える

最新のデザインや視覚的に魅力的なレイアウトを取り入れる、色やフォントを揃えて統一感を意識すると、企業のブランド力が向上し、訪問者に好印象を与えます。

更新頻度が高く頻繁に情報発信をしている

Googleはユーザーに有益な情報を重視するため、「新鮮な情報」を定期的に更新することは効果的といわれています。
また、定期的なコンテンツ更新は、閲覧者の信頼感にも繋がります。

2-2.機能改善でSEO評価向上

機能改善により、ユーザーの使いやすさを高められるのもリニューアルのメリットです。

Googleは「ユーザーにとって有益なサイト」を評価します。
ですので、使いやすく・見やすいホームページは、SEO(検索エンジン最適化)の面でも良い評価を得られる可能性があるというメリットがあります。

操作性向上でユーザーの離脱を防ぐ

近年のホームページは、高速表示・スマホ対応・動的なコンテンツなど、多機能化しています。
機能改善でどのデバイスからでもユーザーが操作しやすいホームページを目指しましょう。

レスポンシブ化でユーザー視点での使いやすさを考慮する

スマホやタブレットなどのモバイルユーザーにも見やすい、デバイスに関係なく最適な幅で表示してくれるレスポンシブデザインが評価対象とされており、おすすめです。(当システムでは全てのホームページでレスポンシブデザインを採用しています)

2-3.コンバージョンアップに期待

リニューアルでは導線の見直しができるので、成約率アップに期待ができます。

成約率が停滞している場合は、原因が必ずあります。
例えば、成約率の高いページへの誘導を多くしてみるなど、リニューアル時にまとめて検討し直すのもいいでしょう。

コンテンツの整理で使いやすさの向上

コンテンツを整理して、どこに何があるのか、欲しい情報が見つけやすいホームページは離脱率が低くなる傾向にあるので、定期的な整理整頓が必要です。

今後の管理や運用を見据えた検討・見直し

管理や運用コストの削減や、更新や修正しやすいコンテンツに作り直しができるのも、リニューアルのメリットです。

3.リニューアルの最適なタイミング

では、具体的にリニューアルに最適なタイミングというのはあるのでしょうか?

当社の調査によると、「月平均アクセス数が100以下のホームページ」と「月平均アクセス数が1001以上」のホームページでは、月平均アクセス数が1001以上のホームページは2年半に1回はリニューアルを行っていることがわかりました。

もし貴社のホームページが5年以上前に作られたホームページであれば、以下のようなデザイン面や機能面で劣化していると思われます。
この機会にホームページのリニューアルを検討してみましょう。

また、以下のリストはリニューアルが必要かどうかわかるチェックリストです。
3つ以上当てはまったら、リニューアルを検討しましょう!

  • デザインが古い
  • 掲載情報が古いor不足している
  • お問合せや売上が減ってきた
  • 企業の目的やターゲットに変更があった
  • 現在のURLが「http」になっている
  • 競合サイトのレベルが上がった
  • 表示崩れが起きている
  • 法令や技術の変化に対応できていない
  • スマートフォンやタブレットに未対応
  • ページ構造が複雑化している
  • ページが表示されるまで時間がかかる
  • 顧客のニーズや要望に変化があった
  • 採用の応募が来ない
  • 公開から5年以上経過した
  • 新しい機能を組み込みたい
  • 更新に手間がかかる

リニューアルは単なる「見た目の刷新」ではありません。

ホームページをリニューアルすることで達成したいことが明確になっていれば、改善点やゴールが見えやすくなります。
ホームページのリニューアルでは、必ず目的を明確にした上で改善に取り組みましょう。

次記事:成果を生み出すホームページへのリニューアルのポイント②~リニューアルのポイント

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