強みを明確に打ち出そう

ホームページには、自社や商品・サービスについてできるだけ詳しい情報を掲載するのが理想です。その中で、特に打ち出したいのが“強み”です。

“強み”は、数ある同業者の中で自社を選んでもらうために必須の情報です。今回は、“強み”の打ち出し方について考えてみましょう。

1.強みを打ち出す必要性

今や大企業だけでなく多くの中小企業・個人事業主がホームページを持つようになり、インターネット上の競争はますます激しくなっています。お店や商品、取引先を探す際も、インターネットで検索し、複数の候補を比較・検討することが当たり前になりました。

そのような中、自社を選んでもらうには、強み・魅力を明確に打ち出し、他社と差別化することが非常に重要です。

品質、接客、立地、納期、価格…御社の強みは何でしょうか?まずは、その再確認から始めてみましょう。

2.自社の強みを見つけるには?

強みを尋ねると、「うちは小規模でこれといった強みはない」と回答される経営者の方も珍しくありません。しかし、実際に商品やサービスを利用している顧客がいる以上、選ばれる理由=強みが必ずあるはずです。明確でない場合は、以下の方法で探ってみましょう。

2-1.顧客に聞く

自社の強みは、顧客に聞くのが一番です。まずは常連客や付き合いの長い顧客に、なぜ自社の商品・サービスを使い続けているのか聞いてみましょう。客観的に自社の強みを知るきっかけになります。少々手間はかかりますが、アンケートを実施して定量的に評価を測るのも一つの手です。

2-2.同業他社と比較する

競合他社もしくは検索エンジンで自社の商品やサービスに関連するキーワードで上位に表示されるホームページを閲覧し、強みとして謳っているポイントをチェックします。その中で、自社が勝っている点、またはより具体的にアピールできる点を探り、強みとして活かしましょう。

2-3.自社の売れ筋商品・実績を分析する

現在扱っている商品・サービスの中で特に売れているもの、依頼が多いものを洗い出します。その実績・経験値を、自社の得意な分野としてアピールしましょう。

3.強みをホームページでアピールしよう

強みを明確にしたら、それをホームページ上で、見やすく、分かりやすく閲覧者に伝えることが重要です。簡潔に伝えるために、まずは箇条書きにしてみましょう。特に訴求したいものを3~5つ程度に絞るのがベストです。

端的に表した強みを、トップページを開いてすぐ目に入る位置に掲載すると、閲覧者に確実に伝えることができます。メインビジュアルの中にキャッチコピーとして含めるか、メイン画像のすぐ下に大きく掲載するのがお勧めです。

<メインビジュアルの中に強みを記載した例>

メインビジュアルの中に強みを記載した例引用元:長谷川金網株式会社

さらに、打ち出した強みをサポートするコンテンツを充実させると、訴求力は一層高まります。例えば、実績をアピールするには、「製作事例」ページでこれまで手掛けた製品を写真付きで可能な限り紹介すると効果的です。

また、高品質を訴求するケースも多く見られますが、それだけだとあまりにも漠然としていて伝わりません。なぜ品質の高い製品を提供できるのか、その根拠となる独自の技術や設備、仕組み、素材、保有資格などをきちんと記載しましょう。

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