Google検索結果の仕組みとは?表示の決まり方やポイントを解説②~上位表示されるためのポイント~

前回の記事では、Google検索について、仕組みや表示のされ方について解説しました。

前記事:Google検索結果の仕組みとは?表示の決まり方やポイントを解説①~検索エンジンとは?~

今回は、Google検索結果で上位表示されるために、どのようなポイントを意識したらよいのか、解説してまいります。

1.ユーザーの検索意図の把握

Google検索結果で上位表示されるには、まず、ユーザーの検索意図は必ず把握しなくてはいけません。

なぜなら、検索結果に表示されるページの評価は、ユーザーのニーズに応えたコンテンツであることが大前提だからです。

例えば、「バスケ 初心者」というキーワードで検索すると、バスケットボールの練習方法やルールについて書かれてあるページが上位表示されます。
つまり、「バスケ 初心者」で検索するユーザーの意図が、バスケ初心者でも上達できる練習法や基本ルールが知りたい、とわかるはずです。

しかし、「バスケ 初心者」のキーワードに対して、NBA選手やプロ選手の動きを解説したコンテンツを制作しても、ユーザーのニーズと乖離してしまいます。

ニーズからズレてしまったコンテンツは、ユーザーの求めている情報と異なるので、Googleからの評価も厳しいものになります。
もし、検索意図がわからない場合は、自分がユーザーの立場になったとき、どのようなキーワードで検索するのかを考えましょう。

考えたキーワードの検索結果に上位表示されているページの内容が、ユーザーの検索意図です。
日頃からユーザーの検索意図を把握できるよう鍛えておきましょう。

2.良質なコンテンツの作成

Googleではユーザーの役に立つ良質なコンテンツの提供を評価基準にしています。

具体的には

  • 専門性
  • 権威性
  • 信頼性
  • 網羅性

の4つを組み込んだコンテンツを、良質なコンテンツと判断しています。

例えば、「肩こりに効くマッサージ」のコンテンツを作成する場合、素人よりも整体師や整形外科医師の方が、専門的かつ権威性・信頼性のある内容を提供できるはずです。
もし、コンテンツに関係する資格がなくても、信頼できる文献や具体性のある内容で専門性を発揮できるなら問題はないでしょう。

また、潜在ニーズを意識すると網羅性が高まります。
潜在ニーズとは、ユーザー自身が欲求を自覚している顕在ニーズと違い、自覚していない欲求です。

「肩こりに効くマッサージ」を例に潜在ニーズをあげると、

  • マッサージ以外にもできる肩こり解消法
  • 肩がこりやすい姿勢・習慣
  • 首・腰・背中のマッサージ法

などがあります。

肩こりを治すにはマッサージ、というはっきりした欲求は顕在ニーズです。
一方、マッサージ以外の解消法、あるいは肩がこる原因を解消したい、といったユーザーが自覚していない欲求潜在ニーズにあたります。

顕在ニーズ・潜在ニーズの両方を満たすコンテンツは、自然とキーワードに対して網羅性が高くなるはずです。

なぜ、良質なコンテンツが評価されるのかは、Googleのビジネスモデルにあります。

Googleの検索エンジンの収入源は広告運用です。
Googleに良質なコンテンツが集まれば、信頼度が高まり、利用するユーザーが増加します。

そうすると、Googleが設けた広告のクリック率が上がり、次第に有料広告を出稿したい事業者が多くなります。

結果、Googleの広告収益が増え、ビジネスが循環していくのです。
そのため、Googleでは良質なコンテンツの提供を評価基準としています。

3.ユーザビリティの向上

Google検索結果で上位表示されるためには、ユーザビリティも大切です。

ユーザビリティとはホームページを開く・文字を読む・悩みを解決するという工程の中で、ストレスがなく使いやすかを意味しています。

例えば、知りたい情報が載っているホームページでも、ページを開くのに3分かかるならユーザーはストレスを感じ、離脱する場合もあるでしょう。
また、長文が続く、デバイスによって正しく表示されない、などもユーザビリティが高いとはいえません。

ユーザビリティの向上を図るなら、

  • テキストやフォントの読みやすさ
  • ページ表示速度の最適化
  • モバイルユーザーのためにレスポンシブ化(当システムでは自動で対応しています)

を意識するといいでしょう。

ユーザビリティの向上が検索結果に影響することは、「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」にてGoogleが公式に発表しています。
SEO対策についても触れているので、気になる方はチェックしてみてください。

4.クローラビリティの向上

Googleにインデックスされることで検索順位がつくため、クローラビリティの向上も検索結果の上位表示には欠かせません。

クローラビリティとは、クローラーの巡回しやすさのことを指します。
クローラビリティを向上させるために、まずGoogleにクロール申請をしましょう。

Googleにクロールを申請するには

  • GoogleサーチコンソールのURL検査ツール
  • XMLサイトマップ
  • Ping送信

を利用する方法があります。

また、クローラーがホームページ内を巡回できるよう、適切な内部リンクを整えておくのも大切です。

インデックスされないことには、上位表示はおろか検索結果にも表示されないので、クローラビリティも意識しておきましょう。

当システムでは、自動的にこの「XMLサイトマップ」が定期的に送信され、クローラビティの向上とクローリングを促しています。

また、公開時に「Googleサーチコンソール」を登録することもおすすめしています。
Googleサーチコンソールについては、下記をご参照ください。

参考:ホームページ公開後にすべきこと
   Googleサーチコンソールの使い方

今回は、Google検索結果の仕組みと表示の決まり方・ポイントについて解説しました。
検索結果で上位表示させるためには、検索エンジンの仕組みを理解した上で、最適なSEO対策をすることが大切です。

ぜひ、今回紹介したポイントをWebマーケティングに活かし、効率のいい集客を実施していきましょう。

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