3200社のアンケート結果から見る!アクセス数を増やす秘訣
ホームページの運営は、常に自社に合わせて計画を立て、施策を実行し、評価、改善の繰り返し(PDCA)です。
ホームページで目標を達成するためのひとつの手段に、アクセス数を増やすことがあります。
- 実際にはどんなホームページのアクセス数が多いのか?
- アクセス数が多いホームページは、どんな取り組みをしているのか?
それらをより具体的に分析するために、今回ホームページを導入した企業3200社に独自アンケートを実施し、ホームページの活用実態や効果を聞きました。

対象の3200社は、当システムの導入企業に指定したものではなく、広くホームページを所持する一般企業へのアンケートです。
ですので、より世間一般に共通して効果が出ているホームページの特長がわかるはずです。
本記事ではそれらのアンケートの中から見えてきた、アクセス数を増やす秘訣についてご紹介します。
アンケートの概要
調査内容
- 所有しているホームページの数
- ホームページの効果
- アクセス数
- 更新頻度
- ページ数
- 掲載しているコンテンツ
- リニューアル回数
- 運用年数
- SNSの活用状況 など
調査方法:インターネット調査
対象者:全国の中小企業経営者
調査期間:2023年7月20日(木)~7月24日(月)
1.アクセス数が多いホームページの特長6つ
3200社へのアンケート結果から見えてきた、アクセス数が多いホームページの特長は、以下の6つです。
- ページ数が多い
- 掲載している情報が充実している
- 更新頻度が高い
- リニューアル頻度が高い
- 複数サイトの保有率が高い
- SNSの活用率が高い
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

1-1.特長1:ページ数が多い
下記のグラフは、月間平均アクセス数が100以下のホームページと、月間平均アクセス数が1001以上のホームページの、ページ数を比較したグラフです。
月間平均アクセス数が1001以上のホームページは、その65%のホームページについてページ数が11ページ以上あり、さらにその半数以上が21ページ以上あるホームページでした。
ページが多いとそれだけキーワードで検索結果に表示されやすい、専門性が高く質の高い情報であればさらにSEO的にも好評価となり上位表示されアクセス数が増える、などの理由が考えられます。

1-2.特長2:掲載している情報が充実している
下記のグラフは、ホームページにどのようなページがあるかのアンケート結果です。
アクセス数が多いホームページは、「お客様の声」や「料金」など、会社の基本情報以外の掲載率が高いことがわかりました。
豊富な関連情報を掲載することで情報の網羅性や専門性が高まり、高評価になりアクセスにつながったものと考えられます。
また、豊富な情報はユーザーのニーズを満たし、利便性も高められるでしょう。

1-3.特長3:更新頻度が高い
下記のグラフは、ホームページをどの程度更新しているかのグラフです。
アクセス数が多いホームページは、約6割が月に1回以上更新していました。
また逆に、アクセス数が少ないホームページは、58%が1年以上未更新でした。
ホームページを最新情報にすることは、新しい情報を追加するだけでなく、過去の情報を新しいものに編集することも含めます。
フレッシュなホームページは閲覧者に印象もよく、定期的に更新されていることがわかればリピート訪問も促せるでしょう。

1-4.特長4:リニューアル頻度が高い
下記は、アクセス数が多いホームページと少ないホームページの、平均運用年数と平均リニューアル回数を出した結果です。
アクセス数が多いホームページは10.6年間のうち、平均4.5回ホームページリニューアルを行っていました。
つまり、2.4年ごとに1回、ホームページをリニューアルしている、ということになります。
人はホームページを開いて続きを読むかどうかを3秒で判断するという「3秒ルール」と呼ばれる法則があります。
ホームページの見た目が古い、情報が整理されていないなどは、ホームページのイメージが会社のイメージに直結してしまい良い印象は持たれないでしょう。
また、ウェブ業界のトレンドは流行り廃りの周期が早く、技術的な進歩やユーザーを取り巻く環境の変化などの影響で、たった数年でトレンドが大きく変わることもあります。
他のホームページと見比べて見劣りしてきた、情報が探せなくなってきたなど感じたのであれば、ホームページのリニューアル検討をおすすめします。

1-5.特長5:複数サイトの保有率が高い
下記のグラフはホームページを複数持っているか、を調査したグラフです。
アクセス数が多いホームページは、52%が複数サイト(2サイト以上)運営していました。
近年、ホームページのコンテンツは専門性の高さや経験者であるかどうかなど、「E-E-A-T」と呼ばれる要素が重要視されるようになってきました。
たとえば、「不動産」と「美容」を1つのサイトに掲載するよりも、「不動産」と「美容」とそれぞれのテーマに絞り込んだサイトを2つ作った方が、それぞれのキーワードでより評価が高まります。
この評価基準「E-E-A-T」については、下記の記事で詳しく解説しておりますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

1-6.特長6:SNSの活用率が高い
下記のグラフは、アクセス数が多いホームページと少ないホームページの運営企業について、どのSNSを運用しているかのアンケート結果です。
アクセス数が多いホームページでは、SNSのいずれか1つでも運用していると回答したのは52%でした。
SNSはホームページと役割が異なります。
SNSは拡散性に優れ、ユーザーとのコミュニケーションも取りやすいという利点があります。反面、情報が常に流されていくため過去の投稿が検索・拡散されることはほとんどありません。
ホームページは、存在することで信頼感や安心感に繋がり、SNSよりもレイアウトやデザインのカスタマイズ性も高く、自社の商品やサービスを詳しく紹介できます。また、掲載したコンテンツは流されず蓄積され、豊富な情報は資産とすることができます。
ですので、SNSはホームページの流入経路として利用、ホームページをインターネット集客の母体(最終的にはホームページに誘導する)としましょう。
併用して活用することにより、相乗効果で集客力アップが期待できます。
SNSの活用方法については下記で詳しくご紹介しております。ご興味のある方はぜひご覧ください。
参考:SNSを活用してホームページの効果を高めよう
企業のSNSの始め方~運用ステップ、準備、登録方法

2.まとめ
ホームページ導入企業3200社に行ったアンケート結果からわかった、アクセス数を増やす秘訣は下記6つです。
- 公開ページ数を増やす(11 ページ以上)
- 掲載情報を増やす(料金、お客様の声など)
- 更新頻度を高める(月1回以上)
- リニューアルを定期的に行う(3 年に1 回以上)
- 目的別サイトを開設する
- SNSを活用して情報を拡散する
当システムでは、
など、ホームページ編集にお役立ていただけるさまざまな機能を搭載しています。
ぜひ効果的にご活用いただき、ホームページの充実化をはかっていきましょう。